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パターン再生オプションについて
Creo では、パターンの作成に関与するフィーチャーやサーフェスの複雑度に基づいてパターンが定義されます。さらに、パターンの各タイプに対して一定の推定が行われます。
複雑度が低いほどより多くの推定が実行され、より素早くパターンが作成されます。「同一」(Identical)「可変」(Variable)、および「一般」(General) オプションを使用して、3 タイプにパターンを分類します (「オプション」(Options) タブから選択可)。
同一パターン
同一パターンは最も単純ですが、次の制約があります。
すべてのインスタンスはサイズが同じであること。
すべてのインスタンスが同一サーフェス上に配置されること。
インスタンスが配置サーフェスのエッジ、ほかのインスタンス、配置サーフェス以外のフィーチャーと交差しないこと。
同一パターンは、3 つのオプションの中で最も高速に再生されます。同一パターンでは、最初にフィーチャーが生成され、続いてすべての要素分割を含めて正確にコピーされます。
 
*注記 同一パターンでは、パターンのインスタンスが重複していないかどうか確認するチェックは行われません。この種のチェックはパターンの再生速度を低下させるので、同一パターンを使用する利点が失われます。重複は自分自身でチェックする必要があります。自分自身でのチェックを避けたい場合は、一般パターンを使用してください。
可変パターン
可変パターンは同一パターンより複雑です。可変パターンに関して、システムは次の推定を行います。
インスタンスのサイズが変わる場合がある。
インスタンスが異なるサーフェス上に配置される場合がある。
ほかのインスタンスと交差するインスタンスは存在しない。
可変パターンでは、フィーチャーごとに個々にジオメトリが生成され、続いて一度にすべての要素分割が生成されます。
可変パターンはグループ全体として部品ジオメトリを要素分割します。その結果、次のサーフェスまで押し出されたフィーチャー上で可変パターンを使用しようとすると、次のサーフェスを決定する作成方向が 1 つだけになり、希望しない結果が得られることがあります。これを防ぐには、次のサーフェスまで押し出されたフィーチャーでは、一般または同一パターンだけを使用します。
一般パターン
一般パターンは最も複雑なパターンを作成できます。
一般パターンのインスタンスについては推定は行われません。したがって、個々のインスタンスのジオメトリが計算され、各フィーチャーが個別に要素分割されます。
パターン化するときに、フィーチャーがほかのインスタンスに接触したり、自身に交差したり、またはサーフェス境界と交差する場合、このオプションを使用します。インスタンスがベースフィーチャーの内側で交差し、その交差が可視でなくても一般パターンが要求されます。