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作成方法と 2 次元断面形状について
特定の作成方法と 2 次元断面形状によって、ラウンドジオメトリを微調整できます。
作成方法
「ローリングボール」(Rolling Ball) - サーフェスに沿って球形のボールを転がしてラウンドを作成します。何もしなくてもラウンドはサーフェスに対して正接を保ちます。これがデフォルトです。
「スパインに垂直」(Norm to Spine) - 選択したスパインに垂直になるように円弧または円錐曲線断面をエッジに沿ってスイープしてラウンドを作成します。このオプションはフルラウンドには使用できません。
2 次元断面形状
ラウンドの 2 次元断面には、円形、円錐曲線、曲率連続の 3 種類があります。円形 2 次元断面を持つ単純なラウンドを作成するには円形プロファイルを、円錐状の 2 次元断面を持つラウンドを作成するには円錐曲線を使用します。曲率連続 2 次元断面は微調整により円錐曲線のようにすることができますが、ジオメトリをより美しく見せるために隣接したサーフェスにも曲率の連続性が保たれます。同じラウンドセットに含まれる、互いに曲率連続な 2 つの隣接したラウンドサーフェスでは、ラウンドしているサーフェスが互いに曲率連続でなければなりません。サーフェスが正接している場合、C2 連続のラウンド上または「D1 X D2」C2 ラウンド上の対応するサーフェスは互いに正接しますが、曲率連続には正接しません。
「円形」(Circular) - 半径または弦を定義します。
「円錐」(Conic) - 円錐曲線の鋭さを円錐曲線パラメータ (0.05 から 0.95 まで) で定義します。「セット」(Sets) タブで「D1 x D2 円錐」(D1 x D2 Conic)「円錐」(Conic) を切り替えるか、右クリックしてショートカットメニューで「独立」(Independent) を選択または選択解除します。
「円錐」(Conic) - 脚の長さを等しくします。片方の脚を修正すると、もう片方が自動的に更新されます。このオプションは、一定ラウンドセットと可変ラウンドセットで使用できます。
「D1 x D2 円錐」(D1 x D2 Conic) - 脚の長さを独立にします。脚の長さを入れ替えるには、 をクリックします。一定ラウンドセットの場合は、このオプションは使用できません。
「C2 連続」(C2 Continuous) - 0 から 0.95 までの「C2 形状ファクター」(C2 Shape Factor) でスプライン形状を定義し、円錐曲線の長さを設定します。C2 形状ファクターがスプライン形状に与える影響は、rho が円錐曲線に与える影響と似ています。このオプションは、一定ラウンドセットで使用できます。
「D1 x D2 C2」 - スプライン形状を C2 形状ファクターで定義します。脚の長さが等しい D1 x D2 C2 ラウンドは、一定ラウンドセットでのみ使用できます。