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穴配置参照
さまざまな配置参照の組み合わせを選択してモデル内に穴を配置できます。
穴を配置するときの配置参照、選択した参照を基準にして穴の位置を拘束するオフセット参照。
データム軸とサーフェスの 2 つの配置参照。軸がサーフェスに対して直角である必要はありません。
1. データム軸
2. サーフェス
データム点とサーフェスの 2 つの配置参照。点がサーフェス上にある必要はありません。
1. データム点
2. サーフェス
穴を作成するときに、穴配置参照をいつでも検証および修正できます。
配置参照
配置参照を使用して、モデル上に穴を配置できます。穴の位置を変更するには、穴プレビュージオメトリの配置ハンドルをドラッグするか、ハンドルを参照にスナップします。ハンドルをクリックしてから配置参照を選択することもできます。穴プレビュージオメトリの位置が変わります。
オフセット参照
オフセット参照によって、追加の参照を使用して、選択したエッジ、データム平面、軸、点、またはサーフェスを基準にして穴の位置を拘束できます。オフセット参照を定義するには、2 次配置ハンドルを参照にスナップします。2 次 (オフセット) 参照の値が、次のようにグラフィックウィンドウに表示されます。
 
配置参照に対して垂直なエッジを選択することはできません。
同軸穴にはオフセット参照が必要ですが、配置ハンドルは使用できません。オフセット参照コレクターをアクティブ化して参照を選択します。
内部データム平面を定義するエッジを選択することはできません。新しいデータム平面を作成する必要があります。「穴」(Hole) > 「データム」(Datum) > 「平面」(Plane) の順にクリックすることで、穴ツールでこの操作を行えます。穴ツールが一時停止し、データム平面ツールが開始します。
穴の軸を 2 次参照として選択
オフセット参照として穴の軸またはデータム軸を選択できます。選択する軸は、新しく作成する穴の配置参照に垂直でなければなりません。方向参照を選択することで、指定した方向に平行になるように直交オフセット寸法を方向設定することもできます。
次の図に示すように、1 つ目のオフセット寸法が方向参照に平行になるように方向設定されます。ただし、1 つ目のオフセット寸法は、オフセット参照として使用される穴の軸のオフセット寸法には平行でなくなります。
1. 方向参照
2. 方向参照に平行な 1 つ目のオフセット寸法
3. 新規作成された穴
 
2 つのオフセット参照または直線穴の軸を使用して作成されたデータム軸をオフセット参照として選択した場合、デフォルトの寸法方向参照が指定され、穴が完全に拘束されます。
オフセット参照や直線穴以外の穴の軸を使用しないで作成されたデータム軸を選択した場合、寸法方向参照を指定する必要があります。
穴配置参照の検証と修正
グラフィックウィンドウのプレビュージオメトリまたは「配置」(Placement) タブを使用して、配置参照を検証できます。このタブには、1 次参照と 2 次参照の情報が表示されます。「配置タイプ」(Placement Type) ボックスで配置タイプを変更することもできます。
穴ツールを使用している状態で、新しい配置参照を選択したり、オフセット配置参照の値を変更したりすることができます。
 
*注記 1 次配置参照が変更された場合、既存の 2 次参照は、新しい穴の配置に有効である場合にのみ使用されます。