非同期データムの埋め込み
フィーチャーによって参照される非同期データムフィーチャーは、メインフィーチャーを作成または再定義した後、または参照の編集、フィーチャーコピー、パターン作成などのフィーチャー操作を行った後でのみ、フィーチャーに埋め込まれます。参照データムフィーチャーは、フィーチャーにサブノードとして埋め込まれる前に親子関係に基づいて検証されます。
フィーチャーに埋め込まれた参照先のデータムフィーチャーは、同じモデルのほかのフィーチャーから参照されたりほかのフィーチャーに埋め込んだりすることはできません。同じフィーチャーの別の埋め込みデータムまたは別のモデルのフィーチャーの参照先として使用することはできます。
変位コピー/貼り付けされたフィーチャーの場合、元のフィーチャーに埋め込まれているデータムフィーチャーはコピーされますが変位せず、元の親フィーチャーは変位コピーされます。変位なしで複製されたデータムフィーチャーには、元のフィーチャーのコピーインスタンスと変位インスタンスにおいて、関連する埋め込みの位置が保持されます。フィーチャージオメトリにおける複製されたデータムフィーチャーの位置は、元のフィーチャーに埋め込まれているデータムフィーチャーの位置と同じです。コピーインスタンスと変位インスタンスは、それらのインスタンスに埋め込まれている対応するコピーデータムを参照します。
同様に、パターンフィーチャーのパターンでは、パターンフィーチャーの埋め込みデータムも変位なしでパターン化されます。パターンデータムフィーチャーは作成されたパターンで関連する埋め込み位置を維持し、各パターンの最初のメンバーに埋め込まれます。パターンインスタンスは関連および対応するパターンデータムを参照します。
次のタイプの非同期データムはフィーチャーに埋め込まれません。
• フィーチャーの作成または定義中に非同期に作成され、フィーチャーによって参照されないデータムフィーチャー。
• 以前はフィーチャーによって参照され、フィーチャーに埋め込まれていたが、現在は参照されていないデータムフィーチャー。メインフィーチャーの再定義などの操作によってメインフィーチャーへの参照を失った埋め込みデータムフィーチャーは、スタンドアロンデータムフィーチャーに自動的に変換されます。
• 同じモデルの 2 つのフィーチャーによって参照として使用される非同期データムフィーチャー。
• モデルツリーのフッターに配置されているフィーチャーに属するデータムフィーチャー。メインフィーチャーがフッターに配置されている場合、データムフィーチャーは埋め込まれません。
• スケッチデータムカーブなどのデータムカーブ。
製造操作を実行している間は、データムフィーチャーをフィーチャーに埋め込むことはできません。さらに、マージ操作の最後のフィーチャーには、データムフィーチャーを埋め込むことができません。