UDF におけるアノテーション要素のパラメータについて

UDF 内のアノテーション要素のパラメータを可変として定義できます。最初にアノテーション要素のパラメータを定義してから、UDF を作成または修正しているときにそのパラメータを可変として指定します。UDF を配置するときに、可変として指定されているパラメータの値を変更することも、カレント値をそのまま使用することもできます。UDF に親アノテーションフィーチャーも含まれている場合、任意のアノテーション要素を可変として定義できます。

表面仕上げ、幾何公差、および被駆動寸法のアノテーション要素には、自動的に作成されたパラメータが含まれています。これらのパラメータと関連するアノテーション要素を次の表に示します。

アノテーション要素	パラメータ	追加情報
表面仕上げ	PTC_ROUGHNESS_HEIGHT	可変テキストとして roughness_height を使用する表面仕上げのアノテーション要素でのみ使用します。
幾何公差	PTC_GTOL_PRIMARY_TOL PTC_GTOL_TYPE PTC_GTOL_MATERIAL_CONDITION PTC_GTOL_COMPOSITE_TOL PTC_GTOL_PERUNIT_TOL PTC_GTOL_UNITLENGTH_TOL PTC_GTOL_UNITAREA_TOL PTC_GTOL_PROJECTEDTOLZONE_TOL PTC_GTOL_UNEQUALLYDISPOSED_TOL	第 1 公差タイプ実体状態複合公差単位当たりの公差単位長単位面積突出公差域不均等配置公差域
被駆動寸法	PTC_DIM_TOL_VALUE	+- 対称公差モード
被駆動寸法	PTC_DIM_LOWER_TOL_VALUE PTC_DIM_UPPER_TOL_VALUE	+- および基準公差モード

UDF 内のアノテーションフィーチャーに表面仕上げ、幾何公差、または被駆動寸法のアノテーション要素が含まれ、アノテーション要素に上の表のパラメータが含まれている場合、パラメータを可変にできます。これには、UDF の作成時に「可変パラメータ」(Var Parameters) 要素を定義してから、「パラメータ選択」(Select Parameters) ダイアログボックスの「変数」(Variable) を選択します。UDF を配置するときに、これらのパラメータの値をそのまま使用することも、変更することもできます。UDF を配置するときに可変アイテムの値を変更した場合、対応するアノテーションがグラフィックウィンドウで自動的に選択されます。