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容積収縮の結果
容積収縮の結果は、充填終了時に部品が高温および高圧から周囲温度および周囲圧力に冷却される際の部品容積の変化割合の分布を示します。容積収縮の計算はプラスチック材料の PVT リレーションに基づきます。
正の値は容積収縮を表し、負の値は容積膨張を表します。大きい正の値は容積収縮が大きいことを表し、ひけや真空ボイドなどが発生する可能性があります。最適な条件では、一様な容積収縮が望まれます。容積収縮が小さいことよりも一様性が高いことの方が重要です。
一様でない容積収縮が発生する原因を次に示します。
圧力分布が一様でない
温度分布が一様でない
一様でない容積収縮によって次のような問題が発生する可能性があります。
部品を取り出した後のそり
熱に起因する残留応力 (応力が変形に変換されなかった場合)