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鋳型設計の詳細
鋳型の一般的なプロセスでは、製造する部品に相当するキャビティ (空洞) を持つダイブロックに、溶けている金属を流し込みます。Creo ParametricMold Design and Casting を組み合わせて使用すると、欠陥がなくすべての設計仕様を満たす鋳型を製造するためのツールが利用できます。
鋳造のプロセスをエミュレーションする場合、すべての操作が鋳造モデル上で実行されます。鋳造モデルは、設計モデル、ダイブロック、取付具、中子、および鋳造品から成るアセンブリです。
設計モデル、ダイブロック、中子の 3 つが鋳造モデルのアセンブリの基本となる要素です。設計モデルは元の部品であり、この部品が最終的な鋳造品の原形となります。設計モデルは、鋳造モデルに追加される際に参照モデルに置換されます。ダイブロックは、ボリュームとしてのダイを表す部品です。
ダイから問題なく抜くことができるだけのドラフトが各サーフェスにあるかどうかを検証するために、参照モデルをチェックできます。必要に応じて、Mold Design and Casting を使用して各サーフェスにドラフトを追加できます。
鋳型設計では、ダイブロックをダイ構成部品に分割し、型開きのシーケンスを確認できます。それには設計モデルのジオメトリをダイブロックから抜き取った後、ユーザー定義のダイボリュームおよび分離サーフェスによって、このダイブロックを分割します。