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寸法による収縮の適用
収縮値を指定する際は、以下の点に注意してください。
負の収縮率を入力すると寸法が小さくなり、正の収縮率を入力すると寸法が大きくなります。
寸法による収縮は累積型ではありません。たとえば、寸法が 10×10×10 の立方体の全体に収縮率として 1.5 を指定し、ある辺に 2.0 を指定した場合、この辺の長さは 30 ではなく 20 となります。寸法に対する個々の収縮値は、モデル全体の収縮値より常に優先されます。
コンフィギュレーションファイルオプション shrinkage_value_display によって、モデルに収縮が適用されている場合の寸法の表示方法が決まります。以下の2つのオプションがあります。
percent_shrink
final_value
デフォルトで、部品に収縮情報が関連付けられている場合は必ず、基準寸法値の後に収縮値が () で表示されます。この場合、収縮は基準寸法値に対する百分率で表されます。コンフィギュレーションファイルオプション shrinkage_value_displayfinal_value に変更することで、収縮後の寸法の最終値を表示することもできます。
部品が収縮すると寸法はマジェンタ色で表示されます。現在収縮していない場合、寸法表示は黄色で表示されます。
 
収縮寸法を最終値として表示するには、図面設定ファイルにコンフィギュレーションファイルを指定する必要があります。
収縮のパーセント値は情報として表示されるもので、この値を選択して修正できません。
モデルが外部参照やインポートされたデータを持っている場合は、モデル全体の寸法収縮は指定できません。
複数モデルのモールドまたは鋳造の場合、寸法収縮が特定の参照モデルに適用されると、同一設計モデルに基づいているカレントのモールドまたは鋳造モデルのすべてのマージされた参照モデルが収縮します。モールドまたは鋳造モデルのその他の参照モデルには影響しません。一方、1 つの設計モデルから複数の参照モデルを継承した場合、これらの参照モデルは個別に収縮します。
寸法による収縮は、収縮フィーチャー以前に作成または順序変更されたフィーチャーのみに有効です。
収縮フィーチャーを、抑制または削除できます。収縮値はなくなります。