Creo Tolerance Analysis > 公差解析リファレンスガイド > Tolerance Analysis > Creo Parametric Tolerance Analysis Powered by CETOL Technology インタフェース > 「メジャーの定義」テーブル > オブジェクトのプロパティ
  
オブジェクトのプロパティ
公差解析メジャーには、次のオブジェクトプロパティがあります。
「名前」(Name) - 部品と寸法には、Creo Parametric の関連する部品または寸法の名前が付きます。ただし、「メジャーテーブル」(Measurement Table) でこれらの名前を変更できます。公差解析メジャーの部品または寸法の名前を変更しても、Creo Parametric のオブジェクトの名前は変わりません。
「基準値」(Nominal) - 寸法の場合、この値は Creo Parametric の寸法の基準値と一致します。メジャーの場合、寸法ループに基づいたメジャーの基準値が表示されます。メジャーのピン/穴インタフェースの接続によっては、Creo Parametric での対応するメジャーの値とは異なる場合があります。この列の値は変更できません。
「公差」(Tolerance) - この列には、寸法に基づいた公差のプロパティが表示されます。公差のプロパティは、Creo Parametric の寸法のプロパティから設定されます。テーブル内の該当するセルをダブルクリックすることで、メジャーまたは寸法の公差のプロパティを編集できます。
 
*注記 公差が ISO に設定された公差規格を持つ部品の公差であり、公差テーブルで公差値を駆動している場合は、Creo Tolerance Analysis から公差の許容値を修正することはできません。精度の設定は変更できます。公差の許容値を修正するには以下の手順に従ってください。
1. Creo Tolerance Analysis を閉じます。
2. 公差を右クリックして「プロパティ」(Properties) をクリックします。「寸法プロパティ」(Dimension Properties) ダイアログボックスが開きます。
3. 「公差テーブル」(Tolerance Table) ボックスで「なし」(None) をクリックします。
4. 「解析」(Analysis) > 「公差」(Tolerance) の順にクリックします。これで寸法公差の許容値が編集可能になりました。
「単位」(Unit) - 寸法およびメジャーでは、この列にはこれらのオブジェクトが含まれる CAD モデルの単位が表示されます。
「Cp」 - この値は、寸法に使用される能力指数を表します。Cp のデフォルト値はアプリケーションのオプションで定義されていますが、寸法ごとに 0.5 >= Cp <= 3.0 の範囲で値を変更できます。
「分布」(Distribution) - この列には、メジャーと寸法の統計分布パラメータが表示されます。すべての寸法の分布は正規分布であると見なされます。平均 (m) と標準偏差 (s) は次のように計算されます。通常、メジャーの結果は正規分布になります。ただし、いずれかのピン/穴インタフェースに「浮動」を指定した場合、「浮動」変動量によって、正規分布ではなく、4 つの分布モーメントがあるラムダ分布になることがあります。この列の値は変更できません。
「感度」(Sens) - この列には、各寸法のメジャーの感度が表示されます。たとえば、感度の値 -1.0 は、寸法の値が 0.1 増えると、メジャーの値が 0.1 減ることを意味します。各寸法の感度は自動的に計算されます。この列の値は変更できません。
「接続」(Attachment) - 各寸法と各サイズフィーチャーに接続が示されます。左側または右側の接続は、寸法ループダイヤグラムに示されているモデルの方向に基づきます。
「メジャーの定義」テーブル