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PTC Creo ModelCHECK Teacher: ラウンド、ドラフト、または面取りの子のフィーチャー
各フィーチャーには、そのフィーチャーよりも先にモデルにあった 1 つ以上のフィーチャーにリンクする内在する関係があります。これらのリンクは、親 - 子関係と呼ばれ、あるフィーチャーが別のフィーチャーを参照するときに作成されます。参照されるフィーチャーは親と呼ばれます。親を参照するフィーチャーは、子と呼ばれます。
ベースフィーチャーおよびデフォルトの座標系を除き、すべてのフィーチャーは、別のフィーチャーの子です。
ラウンド、ドラフトまたは面取りの子であるフィーチャーの原因
スケッチ (スケッチまたは回転方向) または寸法用の参照としてこれらのフィーチャーの 1 つが使用されるとき、フィーチャーはラウンド、ドラフト、面取りの子になります。
ラウンド、ドラフトまたは面取りの子であるフィーチャーが危険な理由
親 - 子関係によって Creo Parametric がパラメトリックとなります。これは、Creo Parametric の最強の属性の 1 つです。正常に使用した場合、親 - 子関係はインテリジェントでよく設計されたモデルの一因になります。ただし、間違った使用では、予期しない問題が発生します。たとえば、ラウンド、ドラフト、および面取りがほかのフィーチャーから参照される場合です。
ラウンド、ドラフト、面取りのエッジおよびサーフェスを参照することが問題になるのは、これらのフィーチャーは、寸法が変更されたり、完全に削除されることが多いためです。
次の図では、突起の中心からラウンドのエッジの寸法を使用して突起が配置されています。この結果、ラウンドが突起の親になっています。したがって、ラウンドの半径が変更されると、突起の位置も変わることになります。ベースのサイドサーフェスからの寸法を使用して突起を配置した方が適切であったようです。
ラウンド、ドラフトまたは面取りの子であるフィーチャーを防ぐ方法
部品およびアセンブリには、常に、デフォルトのデータム平面を使用します。
データム平面またはベースフィーチャーまでの距離で寸法を指定します。
エッジでなく、サーフェスまでの距離で寸法を指定します。
寸法を指定するときは、「順次選択」(Query Select) を使用して、適切な参照が選択されていることを確認します。
モデル内で、ラウンド、ドラフト、面取りをできるだけ最後に作成します。
ラウンド、ドラフト、面取りを早期に追加する必要がある場合は、それらを抑制して新しいフィーチャー用の参照の選択を容易にし、望ましくない親子関係の作成を防ぎます。