「レイヤー」(Layers)

• 標準レイヤーを検出し、そのステータス設定を確認します。レイヤーのステータスが正しく設定されていない場合、Creo ModelCHECK はユーザーの要求に従ってそのレイヤーのステータスを変更できます。

• 特定のレイヤー上の特定のフィーチャーの検出標準レイヤーに必要なすべてのフィーチャーがそろっていない場合、Creo ModelCHECK は要求に応じてこれらを組み込みます。

スタートコンフィギュレーションファイルで次のフォーマットを使用して、レイヤーを設定します。

• [layer_status] はレイヤーの表示ステータスです。許容値は次のとおりです。

◦ DISPLAY - レイヤーが分離されます。このレイヤーのみが表示され、その他のレイヤーはすべて非表示です。

◦ NONE - レイヤーは設定済みの表示ステータスが維持されます。

• [entity_type] はエンティティタイプです。問題のレイヤー内に標準アイテムがなければ、非表示のままにできます。次のテーブルに、許容値をリストします。

AXIS	CHAMFER	COMPONENT	COSMETIC
COSMETIC_ALL	COSMETIC_GROOVE	COSMETIC_SKETCH	COSMETIC_THREAD
CSYS	CURVE	CUT	DATUM
DATUM_AXIS	DATUM_CSYS	DATUM_PLANES	DATUM_POINT
DATUM_QUILT	DATUM_SURF	DRAFT	DRAFT_LINE
GROUPS	GTOLS	HOLE	NOTES (DRW)
PROTRUSION	ROUND	SHELL	SLOT
SYMBOLS (DRW)	THREAD

注記 CSYS と DATUM_CSYS は同じように使用できます。AXIS はフィーチャーの軸であり、DATUM_AXIS はフィーチャー作成の参照として使用されます。

注記 DATUM_QUILT はキルトサーフェスに適用され、DATUM_SURF はサーフェスジオメトリに適用されます。

PRT_LAYER DEFAULT_DATUMS NONE LIST_DEF
PRT_LAYER DATUM_PLANES BLANK DATUM_PLANES
PRT_LAYER AXES BLANK DATUM_AXIS
PRT_LAYER CSYS BLANK DATUM_CSYS
PRT_LAYER ROUNDS NONE ROUND
PRT_LAYER COSMETICS NORMAL COSMETIC_ALL

名前付きリスト LIST_XXX (ここで、XXX は使用するリストの名前) を使用すると、フィーチャー名をエンティティタイプとしてリストできます。たとえば、DEFAULT_DATUMS というレイヤーにデフォルトデータムを取り込むよう指定するには、次の構文を使用します。

次に、このレイヤー上に取り込むデータム名のリストを次のように作成します (スタートコンフィギュレーションファイル、またはスタートコンフィギュレーションファイルが参照する外部ファイルにこのリストを作成します)。

EXCLUSIVE を行の最後に追加すると、Creo ModelCHECK はほかのレイヤー用に設定した規則にリストされたフィーチャーを無視します。

EXCLUSIVE オプションを使用する行は、コンフィギュレーションファイル内で排他的でない行の前に配置する必要があります。

スタートアイテムとしてリストされていないモデル内のレイヤーは、追加レイヤーとして報告されます。Creo ModelCHECK は、モデルから削除できる追加レイヤーをリストします。このチェックは、チェックコンフィギュレーションファイル内に次のように設定されます。

レイヤーは、サブレイヤーの標準リスト (その他のレイヤー) をそれらのレイヤー上に持つように指定できます。フォーマットを設定するには、以下の行を使用します。

ここで、LIST_LAYERS は LAYER_NAME 上のレイヤーの名前を含むリストです。

LIST_LAYERS リストには、次のように LAYER_ という接頭辞がついたレイヤー名が指定されていなければなりません。