規則の定義

規則チェックを使用して、組織は各種モデルにさまざまな規則を付加できます。規則チェックでは、パラメータ RC_MODEL_TYPE を使用してどの規則をモデルに関連付けるかを決定します。

各規則は別々のファイルに保存します。これらのファイルには任意の名前を付けることができますが、拡張子が .rule でなければなりません。

一連の規則にモデルを関連付けるには、RC_MODEL_TYPE パラメータの値と規則ファイルの名前は同じでなければなりません。このことについて、次の表で説明します。

デフォルトで、規則ファイルは <creo-loadpoint>/modchk/text/<language>/rules にあります。

注記各モデル内でパラメータ RC_MODEL_TYPE を定義する必要があります。ModelCHECK を使用して、モデル内にこのパラメータが存在し、適切に定義されているかどうかをチェックできます。

規則チェックでは、ソフト規則とハード規則の 2 つのカテゴリに規則を分類できます。

ソフト規則は、ユーザーに設計上のアドバイスを提示する規則です。これらの一般的なガイドラインには、通常は厳密に従う必要はありません。

ハード規則は、明確に従う必要がある設計上のアドバイスを提示する規則です。規則チェックでは、これらの規則ごとにステータスを付加します。Creo ユーザーはこれらの規則が満たされていることを承認する必要があります。各規則のステータスは、次の 3 つの状態のうちの 1 つに設定できます。

• 「保留」(Pending) - 規則はモデルに付加されましたが、まだ適用されていません。これがデフォルトのステータスです。

• 「完了」(Complete) - この規則はモデルに適用されています。規則にコメントを追加することもできます。規則のステータスを完了に設定する場合、規則が満たされたことを確認する必要があります。

• 「オーバーライド」(Override) - 規則がオーバーライドされました。規則を満たせない場合、規則を遵守しようとしたができなかったことを文書で説明する必要があります。処理を続けるには、規則を無効にする理由を入力する必要があります。

「完了」(Complete) または「オーバーライド」(Override) を選択すると、コメントウィンドウが表示され、そのウィンドウで名前、日付、規則のステータスを変更した理由などの情報を入力できます。

ステータスの変更は Creo Parametric モデルに書き込まれますが、モデルが保存されるまではディスクに書き込まれません。ステータスはモデルとともに保存されますが、そのモデルを変更する方法としては規則チェックを使用するしかありません。