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プレースホルダーアセンブリについて
マネキンを挿入すると (「マネキン」(Manikin) > 「マネキンを挿入」(Insert Manikin) の順にクリック)、「開く」(Open) ダイアログボックスと「マネキンを配置」(Place Manikin) ダイアログボックスが開きます。「マネキンを配置」(Place Manikin) ダイアログボックスでは、「プレースホルダーを使用」(Use Placeholder) チェックボックスがデフォルトでオンになっています。このチェックボックスをオフにしない場合は、セッション中にマネキンが格納されるプレースホルダーが作成されます。
プレースホルダーによってマネキン関連データの処理が簡略化されます。マネキン自体は読み取り専用アセンブリなので、そのすべての属性と姿勢 (マネキン固有の重心およびユーザーインタフェースに表示されないその他のデータを含む) がプレースホルダーに格納されます。このデータによって、マネキンは設計アセンブリの一意な要素として定義されます。プレースホルダーがない場合、マネキンの姿勢は上位アセンブリに格納されます。
アクティブなアセンブリや別の場所に同じマネキンを複数回配置する場合は、「プレースホルダーを使用」(Use Placeholder) チェックボックスをオフにします。マネキンのプレースホルダーが作成されず、デフォルトの重心 (COG) 解析は実行されません。代わりに、標準的な「解析」(Analysis) > 「質量特性」(Mass Properties) ツールを使用します。重心が結果に表示されます。
プレースホルダーアセンブリを使用してマネキンを挿入する場合、以下の操作を行えます。
元のライブラリマネキンに対する誤った変更を制御する (ライブラリマネキンを修正する場合、カスタムマネキンとして保存する必要があります)。
(一意な名前や特殊属性などを指定した) カスタムマネキンを作成する。ライブラリマネキンアセンブリを修正するよりも、カスタム属性をプレースホルダーに保存する方が簡単です。
重心解析を内部で実行する。
マネキンをコピーして貼り付ける場合、設計意図に応じたアセンブリレベルを選択する必要があります。
マネキンをコピーし、マネキンの現在の姿勢を維持するには、プレースホルダー (または上位レベルのアセンブリ) を使用します。
現在の姿勢を含めずにマネキンをコピーするには、マネキンアセンブリ自体を選択してコピーします。
マネキンにアクセサリを手動で追加するには、Creo の拘束および配置インタフェースを使用します。これらのアクセサリは別個の構成部品として扱われ、重心の計算にはこれらのアクセサリも使用されます。アクセサリはプレースホルダーアセンブリの構成部品として挿入します。マネキンアセンブリ自体を修正しないでください。マネキンアセンブリを置換する場合、プレースホルダーに格納されているすべてのアクセサリを新しいマネキンに移すことができます。