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部品間のオフセットの追加
「オフセット追加」(Add Offset) コマンドは、グラフィックウィンドウに寸法が表示されている場合に使用できます。グラフィックウィンドウに寸法を表示するには、累積テーブルを開く必要があります。
累積ループ定義の際に部品間で選択されるアセンブリ拘束フィーチャーは一致していることが前提ですが、関連する公差を指定して、部品間に距離またはオフセットを追加できます。
「オフセット追加」(Add Offset) コマンドを使用して、モーターのシャフトの歯車など、アセンブリ中の部品間の距離を制御したり、モデルに含まれていない一方または両方の部品にコーティング操作の厚みを追加したりできます。まれなシナリオでは、オフセットに負の値を指定できます。この結果、一方の部品のサーフェスが、他方の部品のサーフェスに入り込みます。
オフセットを追加するには、次の手順に従います。
1. 「EZ Tolerance」 > 「オフセット追加」(Add Offset) の順にクリックします。「オフセット寸法を追加」(Add Offset Dimension) ダイアログボックスが開きます。現在の累積に定義されているすべてのアセンブリ拘束が拘束条件リストに表示されます。
2. 「拘束条件」(Constraints) リストから拘束条件を選択し、「OK」をクリックします。累積詳細テーブルには、2 つの部品間のオフセット行が表示されます。
3. 累積詳細テーブルで、距離の基準値と公差を指定します。
累積詳細テーブルで をクリックすると、オフセットを除去できます。
 
*注記 アセンブリ拘束によって参照されているフィーチャーの 1 つが、関連したサイズの寸法を持つ円柱や幅などのサイズフィーチャーである場合、オフセットを定義することはできません。