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2 つのグラフを比較するには
2 つのグラフを比較するには、以下の 2 つの基本手順があります。
1. 2 つのグラフを比較するリレーション解析フィーチャーを作成します。解析フィーチャーを使用して、グラフ間の差異を計算します。
2. 差異を最小にするように最適化検討を実行します。
2 つのグラフを比較するには、relation_name = comparegraphs("name_1", "name_2", "type", left_bound_1, right_bound_1, left_bound_2, right_bound_2) という構文を使ってリレーションを追加します。ここで、
relation_name - リレーションの名前。
name_1 - 1 つ目のグラフまたは解析フィーチャーの名前。
name_2 - 2 つ目のグラフまたは解析フィーチャーの名前。
left_bound_1 および right_bound_1 - 1 つ目のグラフの左右の境界。
left_bound_2 および right_bound_2 - 2 つ目のグラフの左右の境界。
type - グラフ間の差異を計算する方法。選択できるタイプには、lone (デフォルト)、ltwolinfarea があります。次のテーブルでは、さまざまなタイプの測定を説明します。
測定タイプ
基になる公式
測定対象
lone
f(t) と g(t) のグラフ間の面積を測定します。
ここで
lb = left_bound
rb = right_bound
lb<t<rb
ltwo
|f(t) - g(t)| が偏差の大きさを表すとすると、この偏差が大きくなるほど、L2 norm に対するウェートが大きくなります。
linf
2 つの関数の間の最大偏差を測定します。
area
f(t) と g(t) のグラフ間の有符号の面積を測定します。
関数 comparegraphs に引数を指定する場合、次のいずれかの方法を選択できます。
2 つの引数のみを指定 - グラフの名前のみを指定します。デフォルトでは、測定タイプ lone とグラフの長さ全体が使用されます。
3 つの引数のみを指定 - 2 つのグラフの名前と測定タイプを指定します。デフォルトでは、グラフの長さ全体が使用されます。
7 つ引数すべてを指定します。
 
*注記 2 番目のグラフの名前 (name_2) を "zero" として指定できます。その場合、水平基準 y=0 に基づいて関数が計算されます。