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定義済みのアプリケーション注記 (ASME)
定義済みのアプリケーション注記には次のようなものがあります。
クエリーの要件
参照規格
ASME Y14.41-2012, 7.2.7
注記テキスト
指定されていないすべての寸法は、CAD モデルから直接取得されるものとします
変数名
なし
変数タイプ
該当なし
表示ステータス
オプション
コメント
この注記はモデルベースの設計に含める必要があります (図面に含める必要はありません)。
モデル精度
参照規格
ASME Y14.41-2012, 6.1.1(c)
注記テキスト
クエリーされた寸法は、$精度の小数桁数に解決されるものとします
変数名
PRECISION
変数タイプ
整数
表示ステータス
オプション
コメント
ASME Y14.41-2012 第 6.1.1.c 項に従って、データセットの精度を示す注記を指定する必要があります。設計に必要な小数桁数が設計モデルの精度を超えてはなりません。通常、ミリメートル単位で作成された部品モデルには値 2 を使用し、インチ単位で作成された部品モデルには値 3 を使用します。
モデル条件
参照規格
ASME Y14.41-2012, 6.1
注記テキスト
指定されていないかぎり、部品は$条件でモデル作成されます
変数名
CONDITION
変数タイプ
文字列
表示ステータス
オプション
コメント
この注記はモデルベースの設計に含める必要があります (図面に含める必要はありません)。使用可能な値は最小、最大、平均、中間点です。この注記は、上限/下限の値が指定されている寸法の状態を明らかにするためのものです。Creo では基準寸法は指定されている上限値と下限値の中間点であるものと見なされるので、ほとんどの場合、文字列 CONDITION の値としては '寸法中間点' が最も適しています。
一般輪郭公差
参照規格
ASME Y14.41-2012, 8.2.2
注記テキスト
指定されていないかぎり、一般輪郭公差はすべてのサーフェスに適用されます
変数名
TOLERANCE
変数タイプ
実数
表示ステータス
オプション
コメント
主要な DRFを基準にした、指定されている値の面の輪郭度公差を注記内に指定します。この注記は、指定されているどの形体によっても参照されないすべてのサーフェスを完全に拘束します。
部品のドラフト角度
参照規格
ASME Y14.8-2009, 3.6
注記テキスト
指定されていないかぎり、ドラフト角度は$ドラフトです
変数名
DRAFT
変数タイプ
パラメータ ID
表示ステータス
オプション
コメント
この注記が表示され、指定されているパラメータまたは寸法の値と形体のドラフト角度が一致する場合、その値は寸法アノテーションに表示されません。たとえば、形体のドラフト角度が注記内の値と一致する 'ドラフトサイズ' スキームのテーパ穴形体には、'Ø10±0.1 +DFT' という形式のアノテーションが表示されます。
板金厚み
参照規格
なし
注記テキスト
板金の素材の厚みは$厚みです
変数名
THICKNESS
変数タイプ
パラメータ ID
表示ステータス
板金部品では必須
コメント
この注記は部品部品では必須です。変数 THICKNESS に板金厚み寸法の ID を指定する必要があります。
非剛体部品
参照規格
ASME Y14.5-2009, 5.5.2
注記テキスト
指定されていないかぎり、公差は指定されているとおり拘束状態で適用されます: $拘束状態
変数名
RESTRAINED_STATE
変数タイプ
文字列
表示ステータス
「非剛体」(Non-rigid) オプションがオンになっている場合に必須
コメント
RESTRAINED_STATE の値には、拘束状態についての簡単な説明を含める必要があります。通常、拘束状態の説明には、クランプ位置を示すモデル上の注記と、最小クランプ力の仕様を指定します。
統計的公差
参照規格
ASME Y14.5-2009, 2.17.2(a)
注記テキスト
統計的公差として識別されている形体は、統計的なプロセス制御を使用して生成されるものとします
変数名
なし
変数タイプ
該当なし
表示ステータス
いずれかの寸法または幾何公差で が選択されている場合に必須
コメント
シンボルは Y14.5 規格では十分に定義されておらず、一般的には使用されません。