「材料除去シミュレーション」の設定を修正するには
「材料除去」(Material Removal) タブの「設定」(Settings) サブタブをクリックします。「設定」(Settings) サブタブには、干渉チェック、許容値、および素材表示に関連する設定が含まれています。
干渉のチェック
シミュレーション中にワークセル内の装置間の干渉を検出することで、NC シーケンスを効果的に修正できます。
• 「素材に対してホルダーをチェック」(Check holder against stock) - ホルダーと素材の間に干渉があるかどうかをチェックします。
• 「素材に対してシャフトをチェック」(Check shaft against stock) - シャフトと素材の間に干渉があるかどうかをチェックします。
• 「取付具に対して工具をチェック」(Check tool against fixture) - 工具と取付具の間に干渉があるかどうかをチェックします。
• 「早送り中に工具をチェック」(Check tool during rapid moves) - 工具の早送り中に矛盾があるかどうかを確認します。
「シミュレーションを再現」(Play Simulation) ダイアログボックスの「干渉レポート」(Collision Report) フィールドでレポートが生成されます。このレポートを生成するには、「シミュレーションを再現」(Play Simulation) ダイアログボックスの「表示」(View) サブタブで「干渉チェック」(Collision Check) チェックボックスをオンにする必要があります。
許容値のチェック
許容値を標準として干渉およびガウジを計算できます。指定した値の公差より距離が大きい場合、干渉またはガウジは報告されません。
• 「安全距離」(Safety distance) - 干渉による物理的損傷を回避するための最小安全距離を入力します。干渉は、この値よりも距離が小さい場合に報告されます。
• 「干渉の許容値」(Collision tolerance) - 干渉検知のための許容値を入力します。
• 「補間の許容値」(Interpolation tolerance) - 干渉およびガウジの有無をチェックするための補間の許容値を入力します。
• 「保存された STL 許容値」(Saved STL tolerance) - 素材モデルを三角化するための許容値を入力します。
素材表示の修正と微調整
• 「インターバルを再表示 (ミリ秒)」(Refresh interval (in ms)) - 「材料除去」(Material Removal) タブの情報が更新される間隔を入力または選択します。
• 「自動微調整」(Auto refinement) - 素材表示を微調整します。素材表示の解像度は増えます。
• 「レンダリング」(Rendering) - アイテムの横にあるカラーパレットをダブルクリックして、関連付けられている色を修正します。
• 「ツールパスの幅」(Toolpath width) - 表示されるツールパスの幅を入力または選択します。設定できる最大値は 5 です。
• 「素材エッジを表示」(Show stock edges) - これをクリックすると、素材のエッジが表示されます。
モデルのインポート
• 「アセンブリした構成部品を取付具として処理」(Treat assembled components as fixtures) - シミュレーション中に、アセンブリ構成部品をターゲットとしてではなく取付具として扱います。この設定は ModuleWorks プラグインの起動時にのみ有効です。
• 「材料除去フィーチャーを抑制」(Suppress material removal features) - シミュレーションで正しい素材モデルを取得するため、最初にシミュレートされた NC シーケンスの後ろにあるすべての材料除去フィーチャーを抑制します。デフォルトで、このチェックボックスはオンになっています。これによって「材料除去」(Material Removal) タブを開くときの時間が短縮されますが、材料除去フィーチャーは素材の一部として含まれなくなります。材料除去フィーチャーを抑制しない場合、このチェックボックスをオフにします。保存済みの設定で「材料除去」(Material Removal) タブを再び開いた後で、変更した設定の影響を確認できます。
• 「抑制に挿入モードを使用」(Use insert mode for suppression) - モデルツリーで挿入モードを使用して材料除去フィーチャーを抑制します。このチェックボックスをオフにすることで、「材料除去」(Material Removal) タブが開くときの時間を短縮できます。保存済みの設定で「材料除去」(Material Removal) タブを再び開いた後で、変更した設定の影響を確認できます。
設定のロードと保存
• 「設定をロード」(Load Settings) - XML ファイルをロードします。このファイルで事前定義されている値は、「材料除去」(Material Removal) タブの値をオーバーライドします。デフォルトでは、設定は mw_settings.xml ファイルからロードされます。
• 「設定を保存」(Save Settings) - 「材料除去」(Material Removal) タブで設定したすべての値を保存します。「シミュレーションを再現」(Play Simulation) ダイアログボックスでのカラー設定も設定ファイルに保存されます。設定は XML ファイルに保存されます。