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円弧補間の CL 出力
「円弧補間」(CIRC_INTERPOLATION) パラメータを使用して、Creo NC でツールモーションに円弧補間を指定できます。"POINTS_&_ARC" または "ARC_ONLY" を指定すると、円弧または円を見つけるごとに CL ファイルに以下の行が挿入されます。
GOTO / x, y, z
CIRCLE / x, y, z, i, j, k, r
GOTO / x, y, z
x, y, z
x, y, z
..
..
..
x, y, z
CIRCLE コマンドの前の GOTO 文は円弧の開始点を指定します。以下の GOTO 文は円弧上の点を指定し、最後の行が円弧の終点になります。"POINTS_&_ARC" では、出力される点の数を公差で制御します (公差が小さいほど、点の数は多くなります)。"ARC_ONLY" では、"NUMBER_OF_ARC_PTS" パラメータ値で決められる最小数の点が出力されます。
 
*注記 ツール軸がマシン座標系の Z 軸に平行な場合、GOTO 文は上記に示したフォーマットになります。それ以外の場合は、ツール軸ベクトルも出力されます。
CIRCLE コマンドは円弧補間ツールモーションを指定します。変数は以下のとおりです。
x, y, z -中心の座標
i, j, k -平面ベクトル
r - 半径

\ i\ \ \ j\ \ k\ \ \ Plane\ Direction
平面ベクトルは "右手の法則" を使って平面と方向を決めます。
i
j
k
平面
方向
0
0
1
「XY」
CCW
0
0
–1
「XY」
CW
0
1
0
「XY」
CCW
0
—1
0
「XY」
CW
1
0
0
「XY」
CCW
—1
0
0
「XY」
CW
APT フォーマット
"CIRC_INTERPOLATION" が "APT_FORMAT" に設定されている場合、各円弧または円における CL 出力は以下の補助フォーマットになります。
INDIRV / i, j, kTLON
GOFWD / (CIRCLE / x, y, z, r), ON, (LINE / x1, y1, z1, x2, y2, z2)
ここで、
i, j, k - 単位ベクトル
x, y, z - 円の中心の座標
r - 円の半径
x1, y1, z1 と x2, y2, z2 - 終了直線を定義する 2 つの点の座標
ヘリカル補間
ヘリカル補間はねじ切りで使用します。出力フォーマットは始点と終点で Z 座標が異なる CIRCLE を使用します。Z 値の違いは、ねじピッチとヘリカルの回りの移動距離の分数で決まります。CIRCLE 文では使用する Z 寸法は初期点と同じです。出力サンプルは以下のようになります。
...
FEDRAT / 12.000000, IPM
GOTO / 8.198000, 0.000000, -0.625000
FEDRAT / 8.000000, IPM
CIRCLE / 8.000000, 0.000000, -0.625000, $ $$ 1ST ORBIT
0.000000, 0.000000, 1.000000, 0.198000
GOTO / 8.198000, 0.000000, -0.583333
CIRCLE / 8.000000, 0.000000, -0.583333, $ $$ 2ND ORBIT
0.000000, 0.000000, 1.000000, 0.198000
GOTO / 8.198000, 0.000000, -0.541667
FEDRAT / 12.000000, IPM
...