NC シーケンスのパターン化について
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「パターン」(Pattern) オプションを使用して、NC シーケンスのパターンを作成できます。作成できるパターンは、
「方向」(Direction)、
「軸」(Axis)、または
「参照」(Reference) のいずれかです。
• 「パターン」(Pattern) タブで「方向」(Direction) を選択した場合、NC シーケンス座標系またはマシン座標系、座標系の軸、データム軸、またはモデルエッジなどを基準にして CL データを直線移動または回転させることで、方向パターンが作成されます。
• 軸パターンは、「パターン」(Pattern) タブの「軸」(Axis) を使用して、単一データム軸を参照して回転させることで作成されます。座標系の軸、モデルエッジなどを軸パターンの参照として使用することもできます。
• 参照パターンは、「パターン」(Pattern) タブの「参照」(Reference) を使用して作成されます。このパターンのタイプは、パターン化する NC シーケンスがパターンリーダーを参照するときだけ作成可能です。
• テーブルパターンは、「パターン」(Pattern) タブの「テーブル」(Table) を使用して作成されます。テーブルパターンでは、可変オフセットを指定してツールパスをパターン化できます。テーブルパターンは、寸法に基づかないパターンにのみ使用できます。
座標系、軸、または方向によってパターン化されたツールパスをテーブルパターンに変換できます。ツールパスのテーブルパターンを軸パターンまたは方向パターンに変換した場合、パターンテーブルに加えられた変更はすべて失われるので、パターンを再定義する必要があります。
| 注記 ツールパスの座標系パターンをテーブルパターンに変換した場合、テーブル内のパターンインスタンスのデフォルトの順序は、重複したフィーチャーに関するカレントの前処理規則に従って決まります。ただし、パターンリーダーは常に先頭になります。 |
パターンについての情報を確認するには、モデルツリーでパターンを右クリックし、ショートカットメニューの
「情報」(Info) を選択します。ショートカットメニューの
「パターンを削除」(Delete Pattern) を使用してパターンを削除することもできます。
| 注記 オペレーションはパターン化できません。 |
パターン化の方法
次の方法によって、マシンまたは NC シーケンスの座標系、座標系軸、データム軸、モデルエッジなどを参照として使用して、ツールパスをパターン化できます。
• 第 1 方向と第 2 方向で直線移動
• 第 1 方向と第 2 方向で回転
• 第 1 方向で直線移動して第 2 方向で回転
• 第 2 方向で回転して第 2 方向で直線移動
パターンツールのワークフローでは、各方向でツールパスを直線移動によってパターン化するか回転によってパターン化するかを指定する必要があります。
• 直線移動 - グラフィックウィンドウで、直線移動の座標系軸を選択できます。パターンの作成方向を反転することもできます。
• 回転 - パターンの作成方向を反転できます。回転の増分または回転範囲を指定してパターンを作成することもできます。
ツールモーションを伴う NC シーケンスのパターン化
| 注記 NC シーケンスにツールモーションフィーチャーがある場合、参照パターン化は実行できません。 |
ツールモーションフィーチャーを持つ NC シーケンスの座標パターンを作成できます。また、パターン駆動に使用できる寸法を持つツールモーションが NC シーケンスにある場合は、通常の寸法パターンを作成できます。
ツールモーションを持つ NC シーケンスをパターン化しようとすると、これらのフィーチャーを含む内部ローカルグループが作成され、パターン化されます。NC シーケンスがミルボリュームやドリルグループのような別のフィーチャーを参照する場合は、以下の 2 つが可能です。
1. フィーチャーリストで、参照フィーチャーが NC シーケンスの直前にある場合は、参照フィーチャーをパターンに含むかどうかが尋ねられます。
2. 参照フィーチャーと NC シーケンスの間にほかのフィーチャーがある場合は、警告が表示され、参照フィーチャーのパターン化は行われません。NC シーケンスとともに参照フィーチャーをパターン化するには、パターンを作成する前に、フィーチャーリスト内で参照フィーチャーが NC シーケンスの直前に来るように順序を変更します。