パターン化のオプション
「オプション」(Options) タブを使用すると、NC シーケンスのパターン化時に次のオプションを設定できます。
• 「製造リーダー」(Manufacturing Leader) - パターンで最初に製造される番号 1 の製造リーダーを指定します。
• 「パターン順序」(Pattern Order) - パターン化の順序を指定します。
◦ 「逆順」(Reverse Order) - ツールパス出力のパターン順序を逆にします。元の製造リーダーが CL 出力の最後のツールパスとなり、すべてのパターンメンバーのツールパスが出力されます。
◦ 「別の行」(Alternate Rows) - 製造リーダーが CL 出力の最初のツールパスとなります。その他のメンバーの CL データは最初の行にあります。2 番目の行では、第 2 方向の次の増分で、CL データが逆順に出力されます。
パターンの CL データは、第 2 パターン方向の最初の増分ではパターン順に、第 2 パターン方向の次の増分では逆順に、第 2 パターン方向の 3 番目の増分ではパターン順にというように生成され、パターンがすべて終るまで続けられます。
◦ 「別の方向」(Alternate Direction) - 製造リーダーが CL 出力の最初のツールパスとなります。その他のメンバーの CL データについて、第 2 方向を第 1 方向とみなして生成され、すべてのパターンメンバーのツールパスが生成されます。
パターンの CL データについて、第 2 方向を第 1 方向とみなして生成され、すべてのパターンメンバーのツールパスが生成されます。
• 「最短距離」(Shortest Distance) - パターンメンバー間が最短距離になるように製造順序が決定されます。
◦ 「共通方向」(Shared Orientation) - 共通の Z 軸方向を持つ 4 軸、5 軸、または軸のツールパスを順番に処理し、その後、パターン内で最も近いツールパスをパターン化します。このオプションはデフォルトでは設定されません。4 軸および 5 軸のワークセルでのみアクティブです。
• 「ピック順」(Pick Order) - グラフィックウィンドウ内でパターンメンバーを選択し、独自の製造順序を定義します。
• 「取付具オフセット」(Fixture Offsets) - パターンの取付具オフセットを定義します。
◦ 「初期レジスタ」(Initial register) - 取付具オフセットの初期レジスタを設定します。パターンメンバー以外の FIXT_OFFSET_REG パラメータ値が指定されている場合、この値はパターンツールパスに出力されません。ただし、この値は個別メンバーのツールパスが出力されるときにのみ CL データに表示されます。最小値は 1 です。
◦ 「増分」(Increment) - 取付具オフセットの増分を設定します。最小値は 1 です。これがデフォルトになります。
• 「サブルーチン出力」(Subroutine Output) - サブルーチンプログラミングのタイプを定義します。複製されたツールパスはサブルーチンマクロとして CL ファイルの先頭に配置されます。このマクロは CL ファイルのメインボディでパターンフィーチャーごとに呼び出されます。
◦ 「絶対」(Absolute) - サブルーチンの CL データを絶対モードで出力します。
◦ 「増分」(Incremental) - サブルーチンに配置されている NC シーケンスごとに MODE/INCR コマンドと MODE/ABSOL コマンドを出力します。
◦ 「複数軸」(Multax) - 回転テーブルコマンドを出力する代わりに、変換された CL データを出力します。
さらに、軸を基準とするパターンの場合は、「軸の回転に従う」(Follow axis rotation) をクリックすると、軸の回転に従って回転平面上のパターンメンバーを回転できます。このオプションを解除することによって、引出線の中心を表す別の基準を指定できます。