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面取りツールの使用
面取りタイプのツールを使用して、上部面取りフィーチャーを加工します。
面取りツールには次のようなパラメータがあり、具体例を次の図に示します。
1. カッターの直径
2. 長さ
3. 点直径
4. 点角度
デフォルトでは、点直径は0に等しく、工具断面は次に示す図のようになります。点直径の値を指定する代わりに、ゲージオフセット (5) の値を指定できます。この値は工具断面の表示には影響しませんが、ツールパスの計算に反映されます。
1つのパスで完全に面取り加工できるほどツールが大きい場合は、面取りに対して対称的に置かれます。つまり、ツールの上部カッター刃先と面取りの上部エッジの間の距離は、面取りの底面エッジとツールの下部カッター刃先の間の距離と同じです。
面取りが1つのパスで加工するには大きすぎる場合は、「ツールパスプロパティ」(Tool Path Properties) ダイアログボックスの「カット制御」(Cut Control) タブページの「工具重複」(Tool Overlap) オプションを使用してパスの数と位置を制御できます。
「工具使用」(From Tool) - 工具重複は、工具とともに保存されたカッティングデータから検索した「軸の深さ」(Axial Depth) の値に等しくなります。このオプションは、関連するカッティングデータがツールに含まれている場合にのみ有効です。
「入力」(Enter) - 右側のテキストボックスに工具重複の値を入力します。
以下の図にツール位置を示します。最初のパス (1) と中間のすべてのパス (2) では、ツールの上部カッター刃先が、工具重複の垂直距離 (4) だけ、カットされる材料の上部より上の位置にあります。最後のパス (3) では、工具の底面カッター刃先が、工具重複と同じ距離だけ、面取りの底面エッジより下の位置にあります。