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処理を元に戻す/やり直す操作について
「元に戻す」(Undo) および「やり直し」(Redo) コマンドは、Creo Parametric の多くの操作について使用できます。フィーチャーツールを使用している場合、フィーチャー定義セッション中に実行した操作を元に戻したりやり直したりすることができます。フィーチャーを作成した後に変更を保存してツールを閉じ、そのフィーチャーを 1 つのアイテムとして元に戻すことができます。たとえば Creo Parametric グラフィックウィンドウで作業している場合、変更した回数だけ寸法を元に戻すことができます。クイックアクセスツールバーとツールチップには特定の「元に戻す」(Undo) コマンドと「やり直し」(Redo) コマンドが表示されるので、希望の操作を確認できます。コンフィギュレーションオプション general_undo_stack_limit は、元に戻したり、やり直したりできる操作の回数を制御します。デフォルトおよび最大は 50 です。
 
*注記 元に戻す/やり直し機能ではメモリの追加割り当てが必要であり、パフォーマンスが変化することがあります。
「元に戻す」と「やり直し」をサポートする操作
標準の部品、板金、アセンブリ、溶接、スケッチャー、図面の各モードで実行した処理は、元に戻す/やり直し機能がサポートされます。
元に戻す/やり直しの処理はセッション単位またはウィンドウ単位で処理されます。処理はメモリに順番にスタックされます。モデルに対して実行されたほとんどの操作を元に戻す/やり直すことができます。これには主に次のようなフィーチャー操作があります。
作成および削除
再定義 (参照によるコピーでの継承またはフィーチャーの再定義を除く)
抑制およびレジューム
パターンの作成および削除
グループ化およびグループ解除
ルート変更 (置換参照を除く)
順序変更
編集
リレーションとパラメータの作成および変更
ファミリーテーブル、セッション内のファミリーテーブルの表示/非表示インスタンス
データ共有フィーチャー
インタフェースフィーチャーとファセットフィーチャー
簡略表示 (簡略表示で実行された操作は元に戻すことができますが、簡略表示の作成操作と修正操作を元に戻すことはできません)。
「元に戻す」コマンドと「やり直し」コマンドの使用方法
元に戻すには を、やり直すには をクリックします。
元に戻すには Ctrl + Z を、やり直すには Ctrl + Y を押します。
「元に戻す」コマンドと「やり直し」コマンドの注意事項
元に戻せない操作については、次のいずれかの状況が発生します。
「モデル」(Model) > 「再生」(Regenerate) などのコマンドより前に実行された操作を元に戻すことができます。たとえば、「モデル」(Model) > 「再生」(Regenerate) は元に戻すことができませんが、スタックがクリアされるまで、「モデル」(Model) > 「再生」(Regenerate) より前に実行された操作を元に戻すことができます。
一部のコマンドでは、元に戻す操作を実行できない場合に、元に戻す/やり直しスタックがクリアされます。たとえば、「ファイル」(File) > 「セッションを管理」(Manage Session) > 「カレントを消去」(Erase Current) > 「はい」(Yes) の順にクリックすると、スタックがクリアされます。
「モデル」(Model) > 「データを取得」(Get Data) > 「独立ジオメトリ」(Independent Geometry) などのコマンドより前に実行された操作は元に戻すことができません。ただし、「モデル」(Model) > 「データを取得」(Get Data) > 「独立ジオメトリ」(Independent Geometry) コマンドは元に戻すことができます。
アセンブリモードで部品をアクティブ化して部品を修正した場合、部品に対する変更のみを元に戻すことができます。ただし、部品をアクティブ化する操作を元に戻すことはできません。
 
スケッチャーで操作を元に戻したりやり直したりすることができる回数は、コンフィギュレーションオプション sketcher_undo_stack_limit によって制御されます。デフォルトは 200、最大は 500 です。
スタイルツールでは、元に戻す/やり直し操作を何回でも実行できます。
モデルを修復している場合は、「モデル修復」(Fix Model) メニューの「変更を元に戻す」(Undo Changes) コマンドだけを使用できます。一般的な元に戻す機能とやり直し機能は使用できません。「モデル修復」(Fix Model) > 「変更を元に戻す」(Undo Changes) によってモデルを修復した場合、元に戻す/やり直しスタックがクリアされます。