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インスタンスインデックスファイルについて
インスタンスインデックスファイルにより、インスタンス名のみを入力して、インスタンスを検索できます。インスタンスインデックスファイルはインスタンスの総数を表示し、左の列にインスタンス名、右の列に対応するジェネリック名を表示します。インスタンスインデックスファイルには directoryname.idx (directoryname はファイルが保存されるディレクトリ) という名前が付きます。
ジェネリックモデルを保存すると、自動的に新しいインスタンスインデックスファイルが作成されるか、または既存のファイルが更新されます。ファイルには再生されたジェネリックのすべての再生インスタンス名がリストされ、カレントジェネリックと同じディレクトリに保存されます。
インスタンスインデックスファイルには、ジェネリックモデルが保存されたときに再生されたインスタンスのみの名前がリストされています。再生されたインスタンスはジェネリック部品が保存されたときにメモリにある必要はありません。たとえば、インスタンスが検索された後に「ファイル」(File) メニューの「消去」(Erase) コマンドでセッションから消去されていても構いません (例外は、Basic Library の部品などの Library オブジェクトです)。
ジェネリック部品を保存すると、再生を行わなくても自動的にその全インスタンスの名前がインスタンスインデックスファイルに追加されます。これにはインスタンスを持つインスタンスのような、サブファミリーのインスタンス名も含まれます。
インスタンスインデックスファイルは累積的に作成され、後のセッションに呼び出されたインスタンスをリストに追加できます。新しいインスタンス名をファイルに追加するには、これらのインスタンスを再生した後で、ジェネリックを保存する必要があります。インスタンスインデックスファイルが更新され、新しいインスタンスが取り込まれます。
「ファイル」(File) > 「セッションを管理」(Manage Session) > 「インデックスを更新」(Update Index) の順にクリックして、インスタンスインデックスファイルを作成、更新することもできます。
これは指定したディレクトリにインスタンスインデックスファイルを作成、または更新します (カレントワーキングディレクトリがデフォルトになります)。「インデックス更新」(Update Index) は、セッション中のオブジェクトやメインウィンドウでアクティブなオブジェクトではなく、指定したディレクトリに保存されたすべてのジェネリックに対するインスタンスインデックスファイルを作成します。
「ファミリーテーブル」(Family Table)「ツール」(Tools) > 「検証」(Verify) コマンドの順に選択すれば、簡単にインスタンスをセッションに呼び出し、インスタンスインデックスファイルに追加できます。検証の後でジェネリックを保存すると、再生に成功したすべてのインスタンスの名前が、そのディレクトリのインスタンスインデックスファイルにリストされます。
.idx ファイルはテキストファイルであり、Creo Parametric 外部のどのテキストエディタでも編集できます。ただし、このファイルを Creo Parametric の外部で編集すると、Creo Parametric ではこのファイルが認識されなくなります。たとえば、「ファイル」(File) > 「開く」(Open) の順にクリックして、編集済みの .idx ファイルを含むモデルを開くと、そのインスタンスの名前は「ファイルを開く」(File Open) ダイアログボックスに表示されません。