定義済みルールドレイヤーを使用するには、必要なルールドレイヤーが指定されたテンプレートモデルを定義する必要があります。このモデルはテンプレートレイヤーモデルとして指定されます。テンプレートレイヤーモデルにアクセスするには、コンフィギュレーションオプション default_layer_model を <layer_model_name> に設定します。ここで、<layer_model_name> には、セッションのすべてのモデル (*.prt、*.asm、および *.drw) に定義済みルールドレイヤーを定義するときに使用されるモデル名を指定します。拡張子を付けずにデフォルトレイヤーモデルの名前を指定する必要があります。部品 (*.prt)、アセンブリ (*.asm)、図面 (*.drw) のテンプレートレイヤーモデルを作成できます。たとえば、コンフィギュレーションオプション default_layer_model が DEF_LAYER_MODEL_NAME に設定されている場合、ワーキングディレクトリ、ワークスペース、およびテンプレートディレクトリで、部品の場合は Creo Parametric によって def_layer_model_name.prt がサーチされ、アセンブリの場合は Creo Parametric によって def_layer_model_name.asm がサーチされます。

テンプレートレイヤーモデル内の定義済みの任意の規則の条件と一致する新しいエンティティを部品、アセンブリ、または図面に作成した場合、カレントモデルに新しいレイヤーが自動的に追加され、新しいエンティティがそのレイヤーに追加されます。ただし、テンプレートモデルがカレントセッションで使用できず、テンプレートモデルが指定解除されている場合、ルールドレイヤーはそのテンプレートレイヤーモデルによって駆動されなくなります。

テンプレートレイヤーモデルを使用できない場合、既存のルールドレイヤーは非ルールドレイヤーになり、アイテムとオブジェクトを集めません。さらに、テンプレートレイヤーモデル (またはデフォルトのレイヤーコンフィギュレーション) によって駆動されるレイヤーは、デフォルトのレイヤーモデルから独立することができます。デフォルトのレイヤーモデルが使用される前からレイヤーがすでにあったモデルには、以前のレイヤーに規則がすでに定義されている場合、デフォルトのレイヤーモデルから独立したレイヤーが必ずあります。