Creo Parametric での変更を統合するには

注記 Creo Parametric で統合プロセスを開始する前に、Pro/INTRALINK ワークスペースで統合が開始されている必要があります。ターゲットオブジェクトがコモンスペースブラウザからチェックアウトされ、ワークスペースブラウザに表示されます。ソースオブジェクトがワークスペースブラウザのリストから消えます。

3. MERGE_VIEW ウィンドウが表示され、対応するターゲットオブジェクトやソースオブジェクト (いずれもまだそのセッションでアクティブではありません) を表示します。また、DIFF_VIEW ウィンドウが表示され、オブジェクトの修正に関する比較レポートを表示します。「統合」(Integrate) メニューと「操作」(Action) メニューが表示されます。

4. 差異レポートのアイテムに実行する操作 (「ソースから使用」(Take From Source)、「削除」(To Delete)、「手動」(Do Manual) など) を指定します。たとえば、あるアイテムの異なる寸法をマージする場合、ソース寸法の値を更新されたターゲットオブジェクトに使用します。子アイテムに操作を指定した場合は、親アイテムに同じ操作が行われることを Creo Parametric が警告し、操作の実行を確認またはキャンセルできます。

5. フィーチャーのソースオブジェクトからターゲットオブジェクトへの統合を手動で行う必要がある場合、統合モードを終了し、「フィーチャー」(Feature) メニューのコマンド (「削除」(Delete) や「コピー」(Copy) など) を使用して実行します。「コピー」(Copy) を使用する場合は、「別バージョン」(FromDifVers) と「独立」(Independent) を指定して、フィーチャーのコピー方法とコピー元を示します。

6. 手動で統合したアイテムに関しては、「操作」(Action) メニューの「マージ」(Merged) と「削除」(Deleted) コマンドを使用して、各アイテムの更新ステータスを示します。

7. (「ソースから使用」(Take From Source) や「削除」(To Delete) などを使用して) 自動的に統合するようにマークしたアイテムには、「統合」(Integrate) メニューの「実行」(Execute) コマンドをクリックします。

8. 「実行」(Execute) を選択すると、すべてのアイテムは指定した操作に従って更新されます (たとえば、「削除」(To Delete) を選択すると、対応するアイテムが「削除」(DELETED) とマークされます)。ターゲットオブジェクトで新しいフィーチャーを削除するように選択した場合、「実行」(Execute) を選択すると、更新したターゲットではこのフィーチャーが削除されます。外部参照が失われたためにマージが行えない場合や、マージが再生できない場合は、標準の再生が失敗したことを示すメッセージが表示されます。

「環境」(ENVIRONMENT) メニューの「再生バックアップ」(RegenBackup) オプションが設定されている場合、まずシステムは、「実行」(Execute) コマンドを実行して実際に処理が行われる前に、そのコマンドが作用する可能性のある全ターゲットのバックアップを取ります。コマンドの実行を正常に完了した後、影響を受けたすべてのオブジェクトを再生し回復していない場合は、変更を確認またはキャンセルできます。キャンセルすると、回復されていない全オブジェクトがバックアップから回復されます。元に戻したアイテムはすべて「マークなし」になり、再度操作が実行できます。

9. 統合セッションが終了すると、「統合」(Integrate) メニューから「終了/戻る」(Done/Return) をクリックします。ターゲットオブジェクトの更新版は自動的に保存されます。上記のプロセスを繰り返すことで、後から続けて変更を統合できます。

いったん統合プロセスを完了すると、修正したターゲットオブジェクトが保存されます。ここで Pro/INTRALINK セッションに入り、修正したターゲットオブジェクトを製品データベースに戻す必要があります。

承認を得るため修正したターゲットオブジェクトを製品データベースに戻します。いったん承認されると、その修正オブジェクトが Pro/INTRALINK 製品データベースでの最新の改訂になります。