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制限値パラメータについて
制限定義ファイルの定義を使用する制限値パラメータを作成できます。このファイルにはパラメータの名前とタイプが定義され、オプションとして、パラメータの値またはパラメータの値の範囲、またはパラメータの値のリストが定義されています。制限値パラメータを作成した後、その定義はパラメータファイルとは独立してモデル内に存在します。
制限定義ファイルが変化した場合は、レポートを生成して、モデル内のパラメータ定義が制限定義ファイルの定義と異なるかどうかを調べることができます。次に、修正した制限定義ファイルを使用して、モデルのパラメータ定義を更新できます。
 
*注記 図面パラメータも制限値タイプにできます。
制限値パラメータを作成するには、「ツール」(Tools) > 「パラメータ」(Parameters) の順にクリックします。モデルツリーで制限値パラメータを直接追加または編集できます。
「パラメータ」(Parameters) ダイアログボックスを使用すると、次のいずれかの方法で制限値付きパラメータを作成できます。
適切なパラメータ名を入力します。入力したパラメータが Creo Parametric によって制限値パラメータとして認識されます。
「制限」(Restricted) でパラメータを選択してそのパラメータが制限されることを指定し、リストからパラメータ名を選択するか名前を入力します。
パラメータ名の先頭の 1 文字または数文字を入力します。入力した 1 つまたは複数の文字と一致するパラメータテーブル内のすべてのパラメータが「名前」(Name) ボックスに表示されます。必要なパラメータ名を選択して Enter キーを押します。パラメータの値を定義するよう求められます。
パラメータ名の先頭の 1 文字または数文字を入力します。入力した文字と一致するパラメータがない場合、制限値パラメータのリストは使用できず、Enter キーを押すとパラメータ名が無効であることが通知されます。
パラメータの値を定義します。パラメータ名の先頭の文字を入力すると、入力した文字と一致する定義済みの制限値パラメータに有効な値が「値」(Value) ボックスに表示されます。必要なパラメータ名を選択して Enter キーを押します。デフォルト値がパラメータに割り当てられます。必要に応じてパラメータ値を変更できます。
制限値パラメータを作成した後に、定義済みの (許容される) 値から別の値を選択すると値を変更できます。間違った値を入力すると、エラーメッセージが表示され、そのパラメータの有効な範囲も通知されます。
制限値パラメータ用の PTC Creo Parametric 環境の設定
制限定義ファイルをロードするには、コンフィギュレーションオプション restricted_val_definition を設定して、そのファイルへのパスを指定します。
 
*注記 制限定義ファイルは Creo Parametric の起動時にのみロードされます。
制限値パラメータの用途
制限値パラメータはリレーションで使用できます。
 
*注記 制限値パラメータの値が変化して無効になると、このパラメータを使用するリレーションでエラーが報告されます。指定された値がパラメータの制限を満たしていない場合は、パラメータ値は変更されません。
制限値パラメータは、ファミリーテーブル、継承フィーチャー、ユーザー定義フィーチャー、アノテーションフィーチャー、プログラム、およびデータ共有フィーチャーに入れることができます。
 
*注記 UDF とモデルの間に定義の矛盾がある場合は、新たに配置された UDF がモデルの定義よりも優先されますが、現在の値は維持されます。UDF により指定されたパラメータが無効とマークされた場合は、新しいパラメータの値を編集し、カレントモデルによって定義される有効な値に設定できます。
制限値パラメータが「指定済み」(Designated) と定義されている場合は、PDM システムで使用できます。パラメータ名、タイプ、およびそのカレント値だけが Pro/INTRALINK に渡されます。有効なパラメータ値のリストは Pro/INTRALINK に渡されません。