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Creo Parametric モデルに埋め込まれた PTC Mathcad Prime ワークシートについて
PTC Mathcad Prime ワークシートを使用して、設計注記を記録したり、モデルを文書化したり、簡単または複雑な工学計算を実行したりできます。モデル内にワークシートを作成したり、既存の PTC Mathcad Prime ワークシートのデータを使用したりできます。アセンブリ内のそれぞれのモデル (トップレベルアセンブリを含む) にワークシートを 1 つずつ埋め込むことができます。
PTC Mathcad Prime データを Creo Parametric で使用するためには、このデータを入力領域または出力領域として定義します。これにより、領域が Creo Parametric リレーションでパラメータとして使用されます。入力パラメータは Creo Parametric モデルから PTC Mathcad Prime にデータを渡し、Creo Parametric「パラメータ」(Parameters) ダイアログボックスで値が編集可能になります。出力パラメータは PTC Mathcad Prime から Creo Parametric にデータを渡し、Creo Parametric での編集がロックされます。出力パラメータはリレーション式の右辺でのみ使用できます。
 
*注記 入力領域と出力領域の単位は PTC Mathcad Prime で定義され、Creo Parametric で変更することはできません。
埋め込み PTC Mathcad Prime ワークシートでパラメータの値を変更する場合には、次の点に注意してください。
出力パラメータ - PTC Mathcad Prime で出力パラメータの値を変更して「保存とプッシュ」(Save and Push) をクリックした場合、モデルをおそらく再生する必要があります。ステータスバーを確認します。
入力パラメータ - Creo Parametric で入力パラメータの値を変更した場合、ステータスバーに通知センターフラグが表示されます。通知センターを開き、どのモデルの埋め込みワークシートが古くなっているかを調べます。ワークシートを更新するには、そのワークシートを PTC Mathcad Prime で開き、「入力を更新」(Update Inputs) をクリックします。
埋め込み PTC Mathcad Prime ワークシートの操作には次の制約があります。
1 つのモデルにワークシートを 1 つだけ埋め込むことができます。アセンブリ内の各構成部品に別個のワークシートを埋め込むことができます。埋め込みワークシートにはモデルの名前が付き、埋め込みワークシートは元のワークシートにリンクされず、モデルのコンテキスト内にのみ存在します。
モデルからワークシートを除去した場合、そのワークシートは存在しなくなります。以降もそのワークシートを使用するには、ワークシートをモデルから除去する前に、PTC Mathcad Prime「名前を付けて保存」(Save As) コマンドを使用してそのワークシートのコピーを保存します。
 
*注記 ワークシートの保存時には、Creo Parametric が、再生、保存、フィーチャーの作成など、設計操作のプロセス中でないことを確認してください。モデルが破損したり、データが損失する可能性があります。
ファミリーテーブル - PTC Mathcad Prime ワークシートはジェネリックインスタンスに埋め込むことができ、ファミリーテーブルインスタンスに埋め込むことはできません。PTC Mathcad Prime パラメータをファミリーテーブルに追加することはできません。
フレキシブル構成部品 - フレキシブル構成部品内の可変アイテムを PTC Mathcad Prime 埋め込みワークシートによって設定することはできません。
簡略表示 - アセンブリでは、すべての表示で PTC Mathcad Prime ワークシートにアクセスできます。アセンブリコンテキストの部品では、その部品がアクティブな場合にマスター表示でのみ PTC Mathcad Prime ワークシートにアクセスできます。部品では、マスター表示でのみ PTC Mathcad Prime ワークシートにアクセスできます。
 
*注記 マスター表示がセッション内にある場合、開いているすべてのウィンドウでこのワークシートを使用できます。