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表示ミラーについて
表示ミラーは、実際のジオメトリを作成せずに、画面にモデルをミラーするための機能です。これによって、完全なモデルのビジュアル表示が可能になります。
表示ミラーでは、モデルのミラーイメージが作成されます。表示ミラーによって、実際のモデルの軽量グラフィック表示が作成されます。つまり、ミラーしたイメージのフィーチャーまたはジオメトリは作成されません。したがって、オブジェクトの表示ミラーにより、フィーチャーやジオメトリを選択することはできません。また、モデルの表示ミラーによって、モデルの質量特性が追加されることはありません。
モデルの表示ミラーは、部品モードのみで作成されます。
表示ミラーは、スタイルモードでも使用できます。 「表示をミラー」(Visual Mirror) は、スタイルモードのグラフィックツールバーに表示されます。
「反射付きシェード」(Shading With Reflections) をオンに切り替えると、表示ミラーを使用できます。
モデルの表示ミラーによりイメージを作成するには、「表示」(View) > 「モデル表示」(Model Display) > 「表示をミラー」(Visual Mirror) の順にクリックしてから、データム平面を選択します。データム平面 (ミラー平面) を選択すると、カーブなどのジオメトリ、サーフェス、およびソリッドジオメトリは、選択した平面を中心にミラーされます。オブジェクトの表示ミラーは、 「表示をミラー」(Visual Mirror) をオフに切り替えるまで表示されています。モデルのフィーチャーまたはジオメトリを更新する場合、モデルの表示ミラーは、変更を反映するように自動的に更新されます。
また、表示ミラーでは、モデルに対して実行される以下のタイプの非方向解析が表示されます。
サーフェスとカーブの曲率解析
シェード曲率解析
反射解析
モデルの表示ミラーでは、ドラフトやスロープなどの方向解析が表示されます。ただし、方向についての解析結果は正しくない可能性があります。
ミラーしたカーブまたはサーフェスの隠線消去 (HLR) 表示はできません。HLR に切り替えても、ミラーは表示されません。