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パースビューの設定について
「ビュー」(View) ダイアログボックスの「パース」(Perspective) サブタブで、パースビューの設定を変更できます。
「焦点距離 (mm)」(Focal Length (mm)) - レンズを使用してビューの角度を変更できます。レンズの焦点距離によって、ビューの角度が定義されます。焦点距離が長くなると、ビューの角度が狭くなり、モデルは大きく表示されるようになります。焦点距離が短くなると、モデルは視点に近づいて表示されるようになります。ビューの角度によって、視界に入る背景の範囲やレンズのカバーするシーンの範囲が決まります。広角レンズを使用すると視界に入る背景の範囲が広くなり、望遠レンズにするとビューの角度が狭くなるので、背景があまり見えなくなります。あらかじめ定義されたいずれかの焦点距離のレンズを選択したり、カスタム焦点距離を使用してビューの角度を変更することもできます。
「視野を維持」(Maintain Field of View) - このチェックボックスをオンにすることで、焦点距離を変更する際にモデルの視野を維持できます。このチェックボックスがオンになっている場合、焦点距離を変更すると、視野を維持するために視点距離も変わります。
「視点距離」(Eye Distance) - モデルからの視点距離によってパースの歪みの大きさが決まります。視点距離の値はモデルの直径に対するパーセントの値です。たとえば、値が 200 の場合、モデルの中心からモデルの直径の 2 倍の距離に視点があることを意味します。視点距離が短いほどモデルが視点に近づくので、モデルの歪みが大きくなります。
 
*注記 パースモードでは、視点とモデルが近すぎる場合、モデルの表示が困難な場合があります。視点とモデルが非常に接近して、ズーム値が大きくなりビュー角度が大きくなると、モデルが歪んで認識できなくなります。モデルが複雑で、相互に接近する多数のサーフェスが含まれる場合、サーフェスが正しくレンダーされないこともあります。
「被写界深度」(Depth of Field) - フォーカスとぼかしを調整することで被写界深度を修正できます。フォーカススライダーを使用して、視点と情景の合焦点の間の距離を調整できます。ぼかしスライダーを使用して、焦点平面の外側で情景がぼやけていく程度を指定できます。