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テクスチャについて
テクスチャの適用には、木目または布などのようにカラーだけでは表現できないサーフェスにサーフェステクスチャを適用することが含まれます。テクスチャマップとは特別のイメージファイルを指します。このファイルはデジタルイメージから作成できます。サーフェスまたは部品には、以下のタイプのテクスチャを適用できます。
カラーテクスチャ - このテクスチャファイルは、サーフェス全体に適用されます。テクスチャマップはサーフェスカラーを表し、通常は木目、幾何学的なパターン、写真などのスキャンされたイメージです。下に示すシーリングファンのモデルの木目テクスチャは、カラーテクスチャの例です。
デカール - デカールとは、会社のロゴやテキストなどのように、サーフェスに適用される特殊なテクスチャマップのことです。デカールは、アルファマスクまたは透視マスクを適用したテクスチャです。ピクセルのアルファ値がゼロより大きい場合、ピクセルカラーはサーフェスにマップされます。アルファ値がゼロの場合、サーフェスのベーステクスチャカラーはピクセルを通して可視となります。このプロセスは、ステンシルをサーフェス上に配置し、その上をテクスチャでペイントするのに似ています。ステンシルを取り外すと、サーフェス上にデカールが残ります。
次の時計モデルには、時計のフェースと単語 PARAMETRIC TECHNOLOGY の 2 つのデカールがあります。
バンプマップ - バンプマップは高さフィールドを表す 1 チャンネルのテクスチャマップです。サーフェスのシェード時には、高さの値が法線ベクトルに影響します。その結果、シェードサーフェスにひだが寄るか、または外観が不規則になります。バンプマップテクスチャの効果は 「反射付きシェード」(Shading With Reflections) がオンになっている場合にのみ表示されます。対話型グラフィックでは、バンプマップはベースカラーまたはこの効果をシミュレートするテクスチャ上に表示されます。
「バンプ」(Bump) のプロパティは、「バンプの配置」(Bump Placement) ダイアログボックスを使用して編集できます。負の値を指定すると、バンプがサーフェス上で窪みまたはインデントになります。以下のタイヤねじのモデルは、サーフェスの粗さをバンプマップでどのようにシュミレートするかを示す例です。
シェード表示でテクスチャを表示するには、「ファイル」(File) > 「オプション」(Options) の順にクリックします。「オプション」(Options) ダイアログボックスが開きます。左枠の「モデル表示」(Model Display) を選択します。「シェードモデルの表示設定」(Shaded model display settings) で、「シェードモデル上のテクスチャを表示」(Show textures on shaded model) チェックボックスをオンにします。
テクスチャを一度に複数のサーフェスに配置することはできますが、各サーフェスにマップを個別に配置してマップを確実に正しく方向付けるようにしてください。テクスチャによっては、希望の結果になるよう調整が必要なものもあります。