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マップキーについて
Creo Parametric では、マップキーは使用頻度が高いコマンドシーケンスを特定のキーボードキーまたはキーのセットにマップするキーボードマクロです。マップキーはコンフィギュレーションファイル mapkey に保存され、各マクロは新しい行から始まります。マップキーマクロに対して一意なキー (たとえば F8) またはキーの組み合わせを定義すると、それを押したときにそのマクロが実行します。Creo Parametric で頻繁に実行するほとんどのタスクにマップキーを作成できます。
カスタムマップキーをツールバーまたはメニューバーに追加すると、1 回のマウスクリックまたは 1 つのメニューコマンドでマップキーを使用でき、ワークフローを自動化できます。新規ユーザーであっても見慣れない省略語を覚える必要はなく、同僚からマップキーを借りることもできます。
マップキーを作成するには、コンフィギュレーションファイルオプション mapkey を使用するか、または Creo Parametric メニューバーで「ファイル」(File) > 「オプション」(Options) > 「環境」(Environment) > 「マップキー設定」(Mapkeys Settings) の順にクリックし、「マップキー」(Mapkeys) ダイアログボックスの「新規」(New) をクリックし、「マップキー記録」(Record Mapkey) ダイアログボックスでマップキーを記録します。
「マップキー」(Mapkeys) ダイアログボックスを使用して次の操作を行います。
新規マップキーの定義
既存マップキーの表示、修正、削除
リストから選択されたマップキーの実行
マップキーのコンフィギュレーションファイルへの保存
ユーザーがマップキーを定義するためにキーストロークまたはコマンド実行のシーケンスを入力するときに、そのマップキーが記録されます。マップキーを定義すると、Creo Parametric で対応するアイコンが作成され、「Creo Parametric オプション」(Creo Parametric Options) ダイアログボックスの「マップキー」(Mapkeys) カテゴリに置かれます。「Creo Parametric オプション」(Creo Parametric Options) ダイアログボックスを開くには、「ファイル」(File) > 「オプション」(Options) の順にクリックします。「リボンをカスタマイズ」(Customize Ribbon) タブページで、「マップキー」(Mapkeys) カテゴリを選択します。次に、表示されているマップキーアイコンを Creo Parametric のメインツールバーにドラッグします。また、新規マップキーのラベルを作成することもできます。新規作成したマップキーのアイコンをツールバーに追加した場合、ツールバーに追加したボタンにラベルが表示されます。マウスをボタンの上に移動すると、マウスポインタの横およびメッセージ領域に説明が表示されます。
マップキーをネストして、1 つのマップキーを選択したときにほかのマップキーが起動するようにすることもできます。そのためには、定義するマップキーのコマンドシーケンスの中にマップキー名を含めます。
マップキーを使用すると、次の操作を実行できます。
ユーザー相互作用のための停止
メッセージウィンドウ入力に対するより柔軟な対応
オペレーティングシステムスクリプトおよびコマンドの実行「マップキー記録」(Record Mapkey) ダイアログボックスの「OS スクリプト」(OS Script) タブページのオプションを使って、Creo Parametric コマンドではなく OS コマンドを使用することもできます。
マップキーを定義するとき、スクリーン選択の際のポーズが自動的に記録されるので、マップキー実行中に新規の選択ができます。また、マップキー実行中に、対応する点に表示されるユーザー指定ダイアログプロンプトに従って、ポーズをマップキーのどの場所にでも記録できます。
 
*注記 ダイアログボックスを開いてダイアログボックスから選択を行う処理が、新規に作成したマップキーの中に含まれる場合は、このマップキーを実行しても、ダイアログボックスを開くときにユーザー入力のためにポーズしません。マップキーがダイアログボックスを開くときにユーザー入力のために停止するように設定するには、新規マップキーを作成する前に「マップキー記録」(Record Mapkey) ダイアログボックスの「Creo Parametric」タブで「キーボード入力をするために一時停止」(Pause for keyboard input) を選択しなければなりません。