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ライブラリのモデリング規則
次の方法でワイヤハーネスアセンブリに関連ジオメトリ構成部品 (AGC) を接続できます。
座標系接続
軸接続
モデリング規則: 座標系接続
座標系があり、その他のハーネスジオメトリに依存しない AGC には、座標系接続を使用します。この例として、グロメットを挙げます。
セグメント軸に沿った Z 軸
セグメント軸に垂直な Z 軸
AGC の座標系の方向によって、ハーネス製造図面に AGC がどのように配置されるかが決まります。HMX ではセグメントを基準にして座標系の z 方向が設定されます。
次の図に示すハーネスアセンブリの図面では、紫色のグロメットの z 軸はセグメント軸の方向を指しています。
次の図に示すハーネスアセンブリの図面では、灰色のグロメットの z 軸はセグメント軸に対して直角の方向を指しています。
モデリング規則: 単一軸接続
3D ハーネスアセンブリ内の単一軸ジオメトリ構成部品は次の規則に従ってモデリングするようにします。
1. ルーティング軸の定義 - すべてのオリフィスを貫通するデータム軸を構成部品に作成するようにします。ハーネスアセンブリ内のすべてのワイヤとケーブルがこのデータム軸を通るようにルーティングされるので、このデータム軸はルーティング軸とも呼ばれます。
2. ベンド角度の定義 - 「パラメータ」(Parameters) ダイアログボックスで、ルーティング軸にフィーチャーパラメータ BEND_ANGLE を追加し、次の属性を定義します。
「タイプ」(Type) - 実数
「値」(Value) - 時計回りで測定された入口オリフィスから出口オリフィスまでの角度。単一軸接続 AGC ではこの値はゼロです。
 
パラメータ名では大文字と小文字が区別されます。
「解析」(Analysis) > 「測定」(Measure) > 「角度」(Angle) を使用して角度の値を指定できます。
3. 入口オリフィスの指定 - ルーティング軸上で入口オリフィスとして指定するオリフィスの位置に、構成部品のボディ内でオフセットしてデータム点を追加します。このデータム点の名前を ORIENT_POINT として指定できます。通常、これは直径が最大のオリフィスです。入口オリフィスからオフセットした位置にデータム点 ORIENT_POINT を配置します。
モデリング規則: 複数軸構成部品
3D ハーネスアセンブリ内の複数軸ジオメトリ構成部品は次の規則に従ってモデリングするようにします。
1. ルーティング軸の定義 - すべてのオリフィスの中心を貫通するデータム軸を構成部品に作成するようにします。ハーネスアセンブリ内のすべてのワイヤとケーブルがこのデータム軸を通るようにルーティングされるので、このデータム軸はルーティング軸とも呼ばれます。
2. ベンド角度の定義 - 「パラメータ」(Parameters) ダイアログボックスで、すべてのルーティング軸にパラメータ BEND_ANGLE を追加し、次の属性を定義します。
「タイプ」(Type) - 実数
「値」(Value) - 時計回りで測定された入口オリフィスから出口オリフィスまでの角度。
 
パラメータ名では大文字と小文字が区別されます。
「解析」(Analysis) > 「測定」(Measure) > 「角度」(Angle) を使用して角度の値を指定できます。
3. 入口オリフィスの指定 - ルーティング軸上で入口オリフィスとして指定するオリフィスの位置にデータム点を追加します。このデータム点の名前を ORIENT_POINT として指定できます。通常、これは直径が最大のオリフィスです。入口オリフィスからオフセットした位置に ORIENT_POINT を配置します。