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構成部品をアセンブリにインポートするには
PCB の外形をインポートしてアセンブリの基本部品として開いた後に ECAD 構成部品をインポートまたは作成するには、次の操作を実行します。
1. アセンブリが開いている状態で、「モデル」(Model) > 「データを取得」(Get Data) > 「インポート」(Import) の順にクリックします。「開く」(Open) ダイアログボックスが開きます。
2. 「タイプ」(Type) リストから必要なパッケージとして ECAD IDF (*.emn) を選択し、選択可能なファイルのリストからインポートする ECAD ファイルを選択します。
3. 「開く」(Open) をクリックします。「ECAD 入力 - アセンブリ」(ECAD Input - Assembly) ダイアログボックスが開き、以下のオプションが表示されます。
「基板の参照座標系」(Board Reference Coordinate System) - コンフィギュレーションオプション ecad_board_csys_def_name の値が表示されます。
「構成部品リスト」(Component List) - すべての構成部品がセッション内に存在する場合、「構成部品リスト」(Component List) に構成部品が表示されます。「構成部品リスト」(Component List) には次の情報が表示されます。
「挿入」(Insert) - リストされた構成部品の挿入ステータスが表示されます。構成部品の挿入ステータスは、Yes または No に変更できます。
「構成部品名」(Component Name) - 構成部品名が表示されます。
「参照指定」(Ref. Des.) - ECAD アセンブリ内の各構成部品の一意な指定をリストします。1 つの構成部品が何度もアセンブリされると、アセンブリされた構成部品の各インスタンスは別々の参照指定子を持つことになります。
「取得元」(Get From) - その構成部品が新しい構成部品なのか、セッションやサーチパス内に存在するものなのかを示します。構成部品がセッションやサーチパス内に存在する場合、「取得元」(Get From) リストには「既存」(Exist) というステータスが表示されます。構成部品が新しい構成部品の場合、「取得元」(Get From) リストには「新規」(New) というステータスが表示されます。
「座標系」(Coordinate System) - 新しい構成部品の場合、デフォルトの座標系が使用され、これは変更できません。新しい構成部品を作成する場合、デフォルトの座標系か、コンフィギュレーションオプション ecad_comp_csys_def_name で指定した座標系のどちらかが使用されます。
「その他の外形リスト」(Other Outlines List) - 「構成部品名」(Component Name) にその他の外形がリストされます。
必要なその他の外形を選択し、「挿入」(Insert) ステータスを、必要に応じて Yes または No に変更します。.OTHER_OUTLINE セクションは IDF ファイルからのみインポートできます。ほかのアウトラインとは、参照指定子のない非電気系のアイテムを表すボリュームのことです。
「新規構成部品のライブラリファイル」(Library File for New Components) - 必要に応じて、「ブラウズ」(Browse) をクリックして必要なファイルを選択することで、ライブラリファイルを選択します。すべての構成部品がセッションやサーチパス内に存在する場合、「新規構成部品のライブラリファイル」(Library File for New Components) は使用できません。
「配置を調査」(Investigate Placement) - 調査モードで配置をインポートします。このオプションでは、新しい構成部品や変更された構成部品の配置を承諾または却下できます。
「ジオメトリを調査」(Investigate Geometry) - 「ジオメトリを調査」(Investigate Geometry) オプションを使用するには、「配置を調査」(Investigate Placement) をクリックする必要があります。
「デフォルトテンプレートを使用」(Use Default Template) - 構成部品をアセンブリにインポートするためにデフォルトテンプレートを使用するには、「デフォルトテンプレートを使用」(Use Default Template) をクリックします。アセンブリにインポートされているすべての構成部品がセッションやサーチパス内に存在する場合、「デフォルトテンプレートを使用」(Use Default Template) は使用できません。
「ログウィンドウを開く」(Open Log Window) - インポート操作の詳細を確認するには、「ログウィンドウを開く」(Open Log Window) をクリックします。
4. 「OK」をクリックします。「開く」(Open) ダイアログボックスが開きます。「タイプ」(Type) ボックスに、インポートする ECAD ファイルのライブラリフォーマットのリストが表示されます。必要なライブラリフォーマットを選択します。
 
*注記 ライブラリファイルが、「ECAD 入力 - アセンブリ」(ECAD Input - Assembly) ダイアログボックスに表示される「新規構成部品のライブラリファイル」(Library File for New Components) コレクター内で設定されていない場合、「開く」(Open) ダイアログボックスが開きます。
5. 「開く」(Open) をクリックしてファイルを開き、インポート処理を開始します。
6. インポートするファイルに構成部品の配置レコードが含まれる場合は、デフォルトの座標系がコンフィギュレーションファイルに指定されていないかぎり、「座標系」(GET COORD S) または「座標系を選択」(SEL COORD S) を使用して各構成部品について座標系を作成、または選択する必要があります。
「ECAD 入力 - アセンブリ」(ECAD Input - Assembly) ダイアログボックスで「配置を調査」(Investigate Placement) および「ジオメトリを調査」(Investigate Geometry) を選択した場合、「構成部品の調査」(Component Investigate) ダイアログボックスが開き、変更、不足、および新規のすべての構成部品がリストされます。
構成部品の外形と配置情報の両方が存在する場合のみ、アセンブリが保存されると同時に構成部品配置情報が保存されます。片方の情報のみが存在する場合は各構成部品を検索して、後でアセンブリを検索するときに別々に保存する必要があります。
構成部品が Creo Parametric にインポートされます。配置情報がインポートされると、自動的に構成部品が基板に配置されます。