EDA フォーマットへの穴と ECAD 領域のエクスポート

フィーチャー ID、ジオメトリプロファイル (IDF バージョン 3.0 と同じ)、穴フィーチャーのパラメータ ECAD_OWNER の値、ECAD 領域、その他の外形、注記は ECAD EDA (*.eda) フォーマットでエクスポートされます。エクスポートに関するその他の詳細情報を次に示します。

穴フィーチャーとラウンドカットアウトは via タイプのドリル穴としてエクスポートされます。穴のジオメトリは「ドリル径」(drill diameter) サブレイヤーにあり、穴のプロパティは「ビアパッド」(via pad) サブレイヤー上にあります。「ドリル径」(drill diameter) はトップレイヤーに表示されます。マウント穴は「ビアパッド」(via pad) サブレイヤーを含むすべてのレイヤーに表示されます。

穴の直径および穴の配置の X と Y のオフセットは *.eda ファイルにエクスポートされます。フィーチャーパラメータ ECAD_OWNER は Hole Owner プロパティ、ECAD_HOLE_TYPE は Hole Type プロパティ、ECAD_PLATING_STYLE は Plating Status プロパティ、ECAD_ASSOCIATED_PART は Associated Part プロパティとしてエクスポートされます。ドリル穴オブジェクトの Plating Status 属性には ECAD_PLATING_STYLE プロパティが保存されます。「ドリル径」(drill diameter) サブレイヤーには、ドリル穴の属性 Plating Status が表示されます。

ECAD 領域をコスメティック領域フィーチャーとして処理するには、コンフィギュレーションオプション ecad_area_default_import の値を cosm_area に設定します。フィーチャーパラメータ BOARD_SIDE が値 BOTH に設定されている場合、配置適用タイプと配置除外タイプの 2 つの ECAD 領域が *.eda ファイルに作成されます。EDA でのレイヤー仕様に従って、1 つは上部レイヤーに指定され、もう 1 つは下部レイヤーに指定されます。

ECAD 領域のエクスポートに関するその他の詳細情報を次に示します。

• 配置適用と配置除外 - 設計ファイルで指定されているパラメータ BOARD_SIDE の値 TOP、BOTTOM、または BOTH と高さが *.eda ファイルにエクスポートされます。

• ルート適用領域およびルート除外領域 - 設計ファイル内のフィーチャーパラメータ ROUTING_LAYER の値 TOP、BOTTOM、BOTH、ALL、INNER が *.eda ファイルにエクスポートされます。ROUTING_LAYER の値によって、ECAD 領域のレイヤーが決まります。これらは *.eda files ファイル内の実際の対応するレイヤー TOP、BOTTOM、BOTH、ALL、および INNER にマップされます。

• ビア除外領域 - 基板を最後まで貫通する除外ビアを介したエクスポートのみがサポートされます。

その他の外形をエクスポートするには、「その他の外形」(Other Outline) という属性名を使用して構成部品を作成する必要があります。設計ファイル内のその他の外形の高さ、上面、底面の配置情報はそのまま残り、モデルパラメータ ECAD_OWNER はプロパティ Owner として *.eda ファイルにエクスポートされます。

注記はそのテキストの値、X と Y のオフセット値、長さ、高さとともに *.eda ファイルにエクスポートされます。

モデル名、部品番号、バージョン、単位、ロケーション、タイムスタンプ、その他のユーザー定義情報などのモデルデータも *.eda ファイルにエクスポートされます。