設計プロセスでの ECAD について
ECAD を使用すると、プリント回路基板や PCB 構成部品のデータをアセンブリにインポートできます。データのインポート後は、金属ケースに入った PCB などのように、基板や部品を 3D で表示できます。
また、基板の外形寸法はケースのアセンブリをベースにして Creo Parametric で設定し、ECAD での部品配置やルーティング用にエクスポートすることもできます。
ECAD では、構成部品の位置、除外領域、マウント穴などの基板の物理的な要素を編集でき、編集後の基板を元の ECAD パッケージにエクスポートできます。
次の作業も可能です。
• 構成部品の 3D 形状をより正確に表す、ECAD 設計からインポートした部品外形に基づいて、カスタム設計の構成部品モデルを使用します。
• 「アセンブリ」(Assembly) コマンドあるいは ECAD パッケージの情報を使用して、特定の重要な構成部品をあらかじめ配置できます。
| 注記 Creo Parametric では、トレースデータおよび接続データは ECAD にインポートされません。構成部品の 3D 形状および配置だけが処理されます。 |
Creo ECAD-MCAD コラボレーション
Creo ECAD-MCAD Collaboration モードは、Creo Parametric の標準アセンブリモードで使用できます。このモードは、Creo Parametric および Creo View ECAD で提供されるコラボレーション環境です。このコラボレーション環境で、Creo Parametric ユーザーと ECAD アプリケーションユーザーは設計変更を提案したり共有したりできます。
Creo Parametric からコラボレーションを開始するには、ECAD アセンブリを開いた状態で、
「ECAD コラボレーション」(ECAD Collaboration) をクリックします。