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ネットについて
ネットとは、ダイヤグラム内のワイヤのネットワーク情報を含むネットリストファイルまたはワイヤリストであり、Creo Schematics とハーネスのレイアウト間で情報を伝達するための論理参照として使用されます。ケーブリングでは次の 2 つのタイプのワイヤリストを読み込むことができます。
配線図ワイヤリスト - 配線図ワイヤリスト内の各ワイヤは 2 本のピンによって定義されます。
スケマティック図ワイヤリスト - スケマティック図ワイヤリストには複数ピンネットを含めることができます。複数ピンネットは、特定のピンからピンへの接続リストがない、各種デバイスを接続するワイヤのセットです。
たとえば、次のような接続があるとします。
この接続では、次のような構成が可能です。
スケマティック図からの入力は複数ピンネットリストであり、A が B と C に接続されていることが配線を指定しなくてもわかります。
XML とニュートラルワイヤリストフォーマット (*.nwf) では、配線図ワイヤリストとスケマティック図ワイヤリストの両方がサポートされています。XML ファイルと NWF ファイルから複数ピンネットワークに関する情報が読み込まれ、この情報に基づいてワイヤが作成およびルーティングされます。
ネットを作成するには
1. ネットを含む XML または NWF ファイルがインポートされていることを確認します。
2. をクリックします。「ケーブルをルーティング」(Route Cables) ダイアログボックスが開きます。
3. をクリックします。「ケーブルをサーチ」(Find Cables) ダイアログボックスが開きます。
4. 「アイテムを検出」(items found) リストで 1 つ以上のネットを選択して をクリックします。「アイテムを選択」(items selected) リストにこれらのネットが追加されます。
5. 「OK」をクリックします。ネットがケーブルリストに追加されます。すべてのポートを接続するために必要なワイヤの数がリストに表示されます。
6. ワイヤをルーティングします。