データ比較の出力について
モデルデータとスケマティックデータを比較すると、比較ファイルが作成されます。この比較ファイルには、パラメータデータと参照データの両方のすべてのアイテムがリストされます。1 つの線が 2 つの対応するアイテムに対して作成されます。パラメータデータと参照データが一致しない場合、さらに線を追加します。
情報ウィンドウでスケマティックは参照データとして識別されるのに対し、アクティブなケーブリング 3D アセンブリは設計データとして識別されます。
「比較」(Compare) をクリックすると、以下の設計オブジェクトおよび参照オブジェクトからのデータが比較されます。
• スプール - 設計データと比較データが同じパラメータで同じ値を持っている場合にマッチします。スプールは、スプール名で識別されます。
• コネクタと構成部品 - コネクタと構成部品は、同じパラメータで同じ値を持っている場合にマッチします。コネクタと構成部品は、それらの参照指定子で識別されます。
• ワイヤとケーブル - ワイヤまたはケーブルの論理終端接続をマッチさせ、ケーブルとワイヤのパラメータが比較されます。ワイヤは、同じコネクタとピンの間を通り、同じ名前を持ち、かつ同じパラメータで同じ値を持つ場合にマッチすると見なします。ワイヤとケーブルは名前で識別されます。
• ネット - 参照情報にネットを個別に指定した場合、その名前だけが比較され、ネットに含まれているワイヤは比較されません。ネット内のワイヤは論理ソースに存在しないので、ワイヤを比較すると常にマッチしません。
• ケーブル導線 - 参照情報で、ケーブル導線を個別に指定すると、それらの「始点/終点」(From/To) とパラメータ情報が比較されます。
「比較」(COMPARE) メニューの「マッチ」(Matched) と「アルファベット順」(Alphabetical) コマンドを使用して、不足、マッチしない、またはマッチするアイテムの詳細をアルファベット順に表示できます。