例: テーパねじ切り穴の図面表示

ねじ切り穴を JIS 規格に準拠して表示するには、詳細オプション thread_standard を std_jis に設定し、コンフィギュレーションオプション hlr_for_threads を yes に設定します。次の表に、ワイヤフレームモード、隠線モード、隠線なしモードにおける穴の表示を示します。

表示状態	表示
ワイヤフレームモードでは、コスメティックねじキルトは紫色で表示されます。
隠線モードでは、コスメティックねじキルトは表示されません。側面ビューと断面ビューには、不完全なねじが表示されます。平面ビューでは、最大直径の最も外側が 270 度の円弧で表示されます。最も外側と最も内側の最小直径は実線の円弧で表示されます。ベース部分では最大直径が表示されなくなります。
隠線なしモードでは、コスメティックねじキルトは表示されません。側面ビューには穴は表示されません。平面ビューと断面ビューは隠線モードでの表示と同じです。

ねじ切り穴を ANSI 規格に準拠して表示するには、詳細オプション thread_standard を std_ansi に設定し、コンフィギュレーションオプション hlr_for_threads を yes に設定します。次の表に、ワイヤフレームモード、隠線モード、隠線なしモードにおける穴の表示を示します。

表示状態	表示
ワイヤフレームモードでは、コスメティックねじキルトは紫色で表示され、テーパによる最大直径と最小直径がベース部分に表示されます。
隠線モードでは、コスメティックねじキルトは表示されません。平面ビューでは、最小直径の最も外側と最も内側が実線の円弧で表示されます。灰色の実線の円弧は、最も外側の最大直径にのみ表示されます。最も内側の最大直径には何も表示されません。
隠線なしモードでは、コスメティックねじキルトは表示されません。側面ビューには穴は表示されません。平面ビューと断面ビューは隠線モードでの表示と同じです。

ねじ切り穴を ISO 規格に準拠して表示するには、詳細オプション thread_standard を std_iso に設定し、コンフィギュレーションオプション hlr_for_threads を yes に設定します。次の表に、ワイヤフレームモード、隠線モード、隠線なしモードにおける穴の表示を示します。

表示状態	表示
ワイヤフレームモードでは、コスメティックねじキルトは紫色で表示され、テーパによる最大直径と最小直径がベース部分に表示されます。
隠線モードでは、コスメティックねじキルトは表示されません。平面ビューでは、最小直径の最も外側と最も内側が実線の円弧で表示されます。灰色の実線の円弧は、最も外側の最大直径にのみ表示されます。最も内側の最大直径には何も表示されません。
隠線なしモードでは、コスメティックねじキルトは表示されません。側面ビューには穴は表示されません。平面ビューと断面ビューは隠線モードでの表示と同じです。

注記すべての規格で、テーパねじがサーフェス、点、またはエッジまで延長されていない場合、ジオメトリを追加しても最大および最小直径の円弧は表示されません。