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検証データの再設定と検証スコアの再計算について
「インポート検証レポート」(Import Validation Report) でインポートされたモデルのインポートステータスと検証結果を確認した後で、必要に応じてインポート検証データをデフォルト値にリセットできます。「インポート検証レポート」(Import Validation Report)「設定」(Settings) をクリックし、「インポート検証設定」(Import Validation Settings) ダイアログボックスの「リセット」(Reset) をクリックして、体積、表面積、重心の検証プロパティをそのデフォルト値にリセットできます。「インポート検証設定」(Import Validation Settings) ダイアログボックスの「リセット」(Reset) をクリックすると、「インポート検証設定」(Import Validation Settings) ダイアログボックスの「最大許容値」(Max tolerance) 列で体積、表面積、重心の検証プロパティの公差値がそのデフォルト値にリセットされます。
「インポート検証レポート」(Import Validation Report)「設定」(Settings) をクリックし、「インポート検証レポート」(Import Validation Report) で次のように公差値を編集したりインポート失敗の重大度を修正したりできます。
「最大許容値」(Max tolerance) で、各プロパティの最大許容値の範囲内で、体積、表面積、重心の検証プロパティの許容値を編集します。
「エラーが発生した場合」(In case of failure) リストで、各検証プロパティとモデルのインポート失敗の重大度を「エラー」から「警告」または「無視」に変更します。
モデルの再生や ATB 更新によって検証プロパティが除去されることがあります。「プロパティが使用できない場合の警告ステータス」(Status to Warning if property not available) チェックボックスをオンにした場合、モデルに存在しない検証プロパティについて警告を設定できます。
 
*注記 モデルに存在しない検証プロパティは、ファイルフォーマットによってインポートがサポートされているプロパティです。たとえば、NX ファイルフォーマットでは体積のプロパティの転送のみがサポートされています。NX では重心プロパティはサポートされないので、重心プロパティが NX モデルに存在しない場合に警告は表示されません。
検証パラメータの値を再設定すると、モデルのインポート検証スコアが再計算されます。検証データをリセットするか編集した後で、「インポート検証設定」(Import Validation Settings) ダイアログボックスの「OK」をクリックして検証スコアを再計算できます。
インポートされたフィーチャーやモデルを再生したり、古い変換イメージモデル (TIM) 部品やアセンブリを関連更新したりすると、検証プロパティの値も再計算されます。ただし、関連更新を開始したときに TIM アセンブリが最新である場合、検証プロパティの値は再計算されません。関連更新ではアセンブリの古い構成部品の検証プロパティの値だけが再計算されます。
アセンブリモデルの場合、検証プロパティの再設定および再計算された値は、その構成部品に再帰的に適用されます。ただし、構成部品の検証スコアが再計算されても、親アセンブリの検証スコアは自動的に再計算されません。たとえば、パラメータ PTC_VAL_IMP_MISSING_COMP_COUNT では、アセンブリの欠落している部品とサブアセンブリ構成部品の総数が、ブランチの最も低い場所にあるものから順にレポートされます。欠落している構成部品があるアセンブリ (Creo Unite を使用して開いた非ネイティブアセンブリを含む) の場合、欠落している構成部品がプレースホルダーモデルに置き換えられている場合でも、その検証スコアは「失敗」として表示されます。
Associative Topology Bus (ATB) をサポートするフォーマットの場合、ATB の「ステータスをチェック」(Check Status) および「更新」(Update) コマンドを使用して、インポートされたアセンブリの欠落している部品およびサブアセンブリ構成部品を見つけて回復できます。ただし、回復した構成部品の検証スコアが再計算された場合でも、親アセンブリの検証スコアは再計算されません。親アセンブリの検証スコアを再計算して更新するには、ATB の「ステータスをチェック」(Check Status) および「更新」(Update) コマンドを使用することで、欠落している構成部品を見つけて、親アセンブリ内のプレースホルダーモデルを見つかった構成部品に置き換えて、欠落している部品およびサブアセンブリ構成部品を回復した後で、「インポート検証レポート」(Import Validation Report)「更新」(Update) をクリックする必要があります。