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Creo Elements/Direct からの PMI データを含む寸法のセマンティックインポートについて
Creo Elements/Direct Modeling のファイルをインポートした場合、パーツモデルとアセンブリモデルの直線寸法、半径寸法、直径寸法、角度寸法はセマンティック表示として転送されます。3D 注記もインポートされます。
寸法と注記に含まれる製品製造情報 (PMI) は保持され、セマンティックに転送されます。寸法と注記は、その参照および PMI コンテンツとともに、インポートされたモデルのアノテーションフィーチャーに含められます。このため、Creo Elements/Direct モデルをインポートした後で、PMI 参照を再定義できます。
頂点間、エッジ間、面の間にある寸法をセマンティックにインポートできます。ただし、次の場合、寸法の元の参照は保持されず、寸法は頂点を参照としてインポートされます。
アノテーション平面対して垂直なエッジ間に寸法がある。
傾斜した面の間に寸法がある。
ドックプレーンに対して傾斜したエッジを寸法が参照している。
寸法の参照が重なり合っている。
ドックプレーンに垂直なエッジの中間点を寸法が参照している場合、その寸法をインポートすると、エッジの中間点に参照フィーチャーポイント (集合体点) が作成されます。
フリー寸法とフリー注記もセマンティック表示としてインポートされます。インポート後、各フリー寸法は、その配置と方向設定のための別々のデータム平面上に作成されます。インポート後にフリー寸法とフリー注記を表示するには、対応する組み合わせビューを選択する必要があります。
 
*注記 *.pkg ファイルをインポートするか開いたときに、接続点の数が 200 を超えるモデル上の注記は、Creo Parametric でグラフィック表示としてインポートされるか開きます。
ワイヤ部品を参照する寸法はセマンティック表示としてインポートされます。
累進寸法は直線寸法としてインポートされます。座標寸法は個々の直線寸法としてインポートされます。
 
*注記 Creo Elements/Direct 独自の設定が適用されている寸法は、Creo Parametric に適切にインポートされません。
Creo Elements/Direct で角度寸法が座標系軸を参照している場合、インポートされた寸法の参照として座標系軸が作成されます。Creo Elements/Direct で角度寸法が座標系の平面を参照している場合、インポートされた寸法の参照としてデータム平面が作成されます。
直線寸法が参照する円柱の軸とドックプレーンの法線が鋭角をなしている場合、直線寸法のインポート時にデータム点が作成され、円柱の代わりに参照として使用されます。円柱軸とドックプレーンの法線が鋭角をなしている場合、円柱を参照する半径寸法と直径寸法がグラフィカルにインポートされます。
Creo Elements/Direct Modeling のファイルをインポートした場合、Creo Elements/Direct で寸法と注記の配置に使用されているアノテーション平面が保持されます。ドックプレーンはデータム平面としてインポートされ、インポートされた寸法と注記を配置する際の参照平面として使用されます。データム平面またはアノテーション平面は、アノテーションがビュー方向に平行になるように、ドックプレーンを基準にして方向設定されます。直線寸法と半径寸法がオフセット平面上にある場合、Creo Parametric で Z 延長線が自動的に作成されます。
インポートの後、寸法矢印と寸法テキストが適切なフォントと矢印サイズで表示されます。寸法テキストは寸法値からなり、接頭辞、接尾辞、上付き文字、下付き文字が含まれることがあります。注記の配置、注記のテキストとフォント、注記の引出線タイプも保持されます。