PDF への Creo モデルのエクスポートについて
Creo モデルを埋め込みのグラフィックとして PDF ファイルにエクスポートできます。モデルを以下のものとしてエクスポートできます。
• U3D グラフィック
• 2D ラスターイメージ
これらのフォーマットを使用して PDF にモデルをエクスポートする場合、ページサイズ、向き、マージン、カラー、解像度などのファイルプロパティを設定できます。設定したページサイズとマージンに収まるようにモデルがエクスポートされます。
コンテンツとセキュリティに関するファイルプロパティも設定できます。コンテンツには次の非ジオメトリデータが含まれます。
• アノテーション (注記、寸法、表面仕上げ、幾何公差、セットデータム、シンボルなど)
• 3D 注記
• 部品、構成部品、アセンブリのエンジニアリングメタデータ
• 部品モデルの面の色
アノテーションと 3D 注記は、ポリライン表示としてエクスポートされます。TrueType テキストフォントの外形は閉ループポリラインとして抽出されます。幾何公差と寸法公差は、そのまま、ストロークポリライン、または分解ポリラインとしてにエクスポートされます。選択した非ジオメトリデータは U3D ファイルにエクスポートされてから PDF ファイル内に埋め込まれ、3D PDF ファイルが生成されます。モデルのアノテーションノードは U3D ファイルフォーマットのモデルツリーで対応するノードに変換され、モデルツリーでの順序に従って表示されます。パラメータは追加のメタデータとしてエクスポートされます。Adobe Acrobat 3D で 3D PDF ファイルを開いて、エクスポートされたメタデータを確認できます。
コンフィギュレーションオプション
u 3d_create_color_surfacesの値を
yes に設定した場合、部品モデルのサーフェスまたは面に割り当てられている色が 3D PDF ファイルにエクスポートされます。面の色は表面仕上げなどの製造情報を表します。たとえば、青色のサーフェスはクロム仕上げを示します。
2D ラスターイメージをエクスポートする場合、選択したビューを 1 ページの PDF ファイルとしてエクスポートしたり、モデルのすべてのビューを複数ページのドキュメントとしてエクスポートしたりできます。U3D にエクスポートする場合、Creo のほとんどの機能がサポートされます。ただし、以下のフィーチャーはエクスポートでサポートされていません。
• アセンブリカット
• データム点とデータムカーブ
• モデルの分解ビュー
• 注記