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データ共有フィーチャーによるアノテーション要素の表示ステータスの伝達について
アノテーション要素を選択して、ショートカットメニューの「非表示」(Hide) コマンドを使用してアノテーション要素を非表示アイテムレイヤー上に配置したり、「再表示」(Unhide) を使用して非表示アイテムレイヤーからアイテムを除去したりすることができます。ソースアノテーション要素がデータ共有フィーチャーによって伝達された場合、「非表示」(Hide) または「再表示」(Unhide) 表示ステータスがターゲットモデルに伝達されます。
たとえば、ソースで非表示のアノテーション要素が、データ共有フィーチャーによって伝達されると、ターゲット部品ではそのアノテーション要素は自動的に非表示アイテムレイヤーに追加されます。「非表示」(Hide) または「再表示」(Unhide) 表示ステータスは、データ共有フィーチャーを作成した場合にのみ伝達されます。ソースフィーチャーを再定義または再成しても、伝達されたアノテーション要素の表示ステータスには影響がありません。
マージフィーチャーによるレイヤーの伝達
次の場合にマージフィーチャーにアノテーション要素を追加すると
ソースモデルのレイヤーにアノテーション要素が含まれている
ターゲットモデルに同じ名前のレイヤーが含まれていない
ソースモデルのレイヤー名がターゲットモデルに伝達されます。ターゲットモデルに新規作成されたレイヤーにはソースモデルのアノテーション要素が含まれ、そのレイヤーの「非表示」(Hide) または「再表示」(Unhide) 表示ステータスも伝達されます。
ソースモデルとターゲットモデルに同じ名前のレイヤーが含まれている場合、レイヤーの表示ステータスは伝達されません。この例を次に示します。
ソースモデルの非表示レイヤー LAYER_TEST にアノテーション要素 AE_1 が含まれています。
ターゲットモデルにもレイヤー LAYER_TEST があります。
AE_1 はデータ共有フィーチャーによってターゲットモデルに伝達されます。
データ共有フィーチャーの AE_1 がターゲットモデルのレイヤー LAYER_TEST に配置されます。ターゲットモデルの LAYER_TEST にその他のアイテムがない場合、このレイヤーの非表示ステータスがソースから伝達されます。ただし、ターゲットモデルの LAYER_TEST にほかのアイテムがある場合、ターゲットモデルの LAYER_TEST の表示ステータスは変更されません。
コピージオメトリフィーチャーとシュリンクラップフィーチャーによるレイヤーの伝達
コピージオメトリフィーチャーとシュリンクラップフィーチャーでは、ターゲットモデルに同じ名前のレイヤーが存在する場合にのみ、レイヤーの割り当てが伝達されます。表示ステータスは、ソースモデルの設定に関係なく、常にターゲットモデルのレイヤーの表示ステータスになります。
 
*注記 データ共有フィーチャーをアセンブリに伝達する場合、アノテーション要素の表示ステータスはモデルレベルでのみ伝達されます。